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作:中島かずき 演出:いのうえひでのり 出演:市川染五郎/阿部サダヲ/秋山奈津子/真木ようこ/高田聖子/栗根まこと/小須田康人/田山涼成/古田新太 【ストーリー】 いにしえの神々が棲む神秘の森。 累々と重なる死人の山から現れる一人の男、その名をライ。 突然ライの前に現れた森の魔物《オボロ》達。 その命と引き替えに王の座を約束する。 その舌先同様なめらかに動く剣を与えられ、都に向かうライ。飽くなき野望の行く末は? 【感想】 ゲキ×シネを観るのは3回目。SHIROHのパワーに圧倒され、メタルマクベスはやや期待外れに終わった。 舞台は残念ながら観られなかったので、ゲキ×シネをとても楽しみにしていた。 新宿バルト9で最も座席数の多いシアター9での上映。 中段正面は満席だけど、前方やサイドはがらがら。 新感線のチケットとれないのに少し意外。 たぶんあまり知られていないのだろう。 前売券が綺麗。題字がなんともいえず良い。 「オリオン座からの招待状」「ヘアスプレー」「ショコラの見た世界」の予告編のあといよいよ開映。 最初に染五郎の口上。 映像なしで画面は暗いままだったので故障かと思った。(笑) ライ(市川染五郎)とキンタ(阿部サダヲ)が登場。落武者狩りの雑兵をけちらす。 こんな気持ち悪いところでは眠れないと言いながらすぐに寝てしまうキンタのギャグのあと、朧が登場。 とても幻想的。いつもながら迫力のある歌。 朧は、ライが出会う3人の女を演じる秋山奈津子/真木ようこ/高田聖子だったと思う。 快調な出足で思わず引き込まれた。 染五郎がとてもかっこいい。あたりまえだけど。声がいい。 阿部サダヲもテンションの高い芝居をみせる。舞妓Haaaan!!!で予習しておいてよかった。 ヤスマサ将軍を朧からもらった舌先同様なめらかに動く剣で倒し都にむかうライ。 最初にとりいったのが、検非違使長官のツナ(秋山奈津子)。 オーエ国のシュテンを演じる真木よう子は小顔でかわいい人だった。 シキブを演じた高田聖子はイチノオオキミ(田山涼成)とのかけあい、歌に踊りに切れの良い動きをみせる。 演技も含めてとても良かったと思います。 マダレ(古田新太)と手を組んでのしあがっていくライ。 嘘と裏切りを重ねてサダミツ(小須田康人)とウラベ(粟根まこと)を追い落とし将軍に上り詰める。 圧巻だったのは、キンタをも裏切るシーン。 「その突き抜けた”悪”は、むしろ爽快ですらある」という惹句にふさわしい芝居ぶりだった。 とうとう王にまで上り詰め、メイクが変わり赤い装束に身を包んで染五郎が登場。 なんともいえず迫力がある。絵になっている。 そして朧の森での大団円にむかっていく。 シュテンの血人形ののろいで目が見えなくなったキンタが再び登場。 座頭市のような見事な殺陣を見せる。 阿部サダヲは歌もうまいしテンション高い芝居でとても良かった。 染五郎の殺陣も本当に決まっていてかっこ良かった。 クルクル、ヒラヒラと刀を振り回す。よくあんなことができるもんだ。 降りしきる雨、幻想的な滝が出現し、染五郎が水びたしになって熱演。 滝の中で息絶えたライがいつの間にか骸骨にかわっていた。 とても不思議な映像マジックでフィナーレを飾る。 カーテンコールでは、水びたしになった染五郎が赤い装束に身を包み 涼しい顔で登場。あっけにとられました。 とにかく迫力満点のすばらしい舞台。 こんなのを生で見た人は本当にしあわせである。 最後に、染五郎の口上。 「滝の場面はほんとうにたいへんだったんですよ!」に笑い、思わず拍手してしまった。 SHIROHをシネクイントで平日に見たときは終映後万雷の拍手。一般上映では珍しいこと。 メタルマクベスは拍手なしだった。 今回は拍手あり。それだけ良かったということでしょう。 今度はぜひ、生の舞台を観てみたいものです。 |
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