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zoom RSS 夜顔・・・驚異の作品

<<   作成日時 : 2007/12/11 07:17   >>

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監督・脚本:マノエル・デ・オリヴェイラ
出演:ビュル・オジエ/ミシェル・ピコリ/レオノール・バルダック
/リカルド・トレパ/ジュリア・ブイセル/ブノワ・グルレ/イヴ・ブルトン 他
【ストーリー】
ある演奏会の会場で、かつての友人の妻で、今は未亡人となったセヴリーヌ(ビュル・オジエ)の姿を見かけたアンリ
(ミシェル・ピコリ)。後を追いかけるアンリだったが、セヴリーヌは彼を避けるようにタクシーに乗り込んでしまう。
その後、アンリーはセヴリーヌがピラミッド広場の高級ホテルに宿泊していることを突き止めるが……。
【感想】
<ストーリーにふれた部分があります>
ルイス・ブニュエル監督、カトリーヌ・ドヌーヴ主演による1960年代の傑作『昼顔』の登場人物たちの38年後を描いた作品。
いつも通りわたしは『昼顔』は観ていない。

映画の冒頭で、昼間は娼婦となった裕福な家庭の貞淑な妻セヴリーヌと、彼女の秘密を知るアンリが偶然再会する。
クラシック・コンサートの会場でアンリがセヴリーヌを見つけるのだが、この場面がすごい。
上映時間1時間10分と短い映画なのに、クラシック・コンサートが10分近く続く。
クラシック・コンサートのDVDを上映しているのかと勘違いするような驚愕の導入部だった。

コンサートが終わってアンリはセヴリーヌを追いかけるが雑踏にまぎれて見失う。
夜の街を徘徊し、バーから出てくるセヴリーヌを発見するが一歩おそく車に乗り込まれてしまう。
そう都合よく出くわすものかなと思った。
アンリはそのバーの客となり、バーテンダーと洒落た会話をかわしながらセヴリーヌの情報を集める。
バーテンダーとの会話で、『昼顔』を観ていなくても二人の関係がある程度推察できるしくみになっている。

アンリはセヴリーヌの探索を継続し、とある店の前で彼女との邂逅をはたす。
ディナーを共にする約束をとりつけたあと、アンリはその店にはいり何かプレゼントを買って出てくる。
この場面は遠景でうつされるのだが、キーポイントとなる場面である。

ディナーをとるため、アンリは早々と店に来てセヴリーヌを待つ。
セヴリーヌはひどく遅刻して現れるがとくに謝るわけでもなくすぐにディナーが始まる。
給仕がつぎつぎと料理をはこび、二人はもくもくと食事をとる。
セリフもなく、ただ食事をするシーンが長々と続くのは、冒頭のシーンに続く二度目の驚愕。

食事が終わると、ようやく会話が始まる。
セヴリーヌは自分が最も気になっていることをアンリにたずねる。
アンリが、セヴリーヌの亡き夫が死ぬ前に、二人の間の重大な秘密のことを話したかどうか。
「私は、昔とは正反対の修道女のような女だ。」と言うセヴリーヌに、アンリは買ってきたプレゼントを渡す。
なにかが振動する音。
アンリの回答は「どう答えたとしても、それが本当かどうかわかるのか?」
セヴリーヌはグラスをひっくり返して出て行ってしまう。
セヴリーヌが出て行った扉のむこうの廊下を、彼女を追うかのように鶏が歩いて横切っていく。

アンリのプレゼントは、ヴァイブレーター。
そういうものを売っている店からセヴリーヌは出てきた。
修道女と口では言いながら、昔と変わらぬセヴリーヌ。(だからアンリはセヴリーヌとあえた)
言葉の不実をアンリは教えたのだ。

ミシェル・ピコリは昼顔にも出演。
ビュル・オジエの役はカトリーヌ・ドヌーヴが演じていた。
カトリーヌ・ドヌーヴでないだけで、見る気がしないというオールドファンの評も散見。
私もできれば、カトリーヌ・ドヌーヴで作ったほうが良かったのではなかろうかと思いました。
どちらにしてもハリウッド映画とは一線を画する独特の映画。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。おじゃまします。
この作品はフランス映画祭で観たのですが、私はアンリのプレゼントがそういうものだとわかっていなかったかもでした。(或いはすっかり忘れてしまっていた。)
こんな内容なのに不思議と退屈しない味わい深い映画でした。
でも、私もドヌーヴで観たかったかもしれません。
かえる
2007/12/12 22:01
かえるさんこんにちは。
コメントありがとうございました。
わたしもこの映画を観たのは3月です。
ヒットはしないかもしれませんが、ハリウッドの映画とはひと味ちがう味わいの映画だと思います。
まっつぁんこ
2007/12/13 07:37

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