あーうぃ だにぇっと

アクセスカウンタ

カスタム検索

zoom RSS 今年のベスト1・・・詰将棋編の補足

<<   作成日時 : 2008/01/12 11:09   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

近代将棋6月号に発表された添川公司氏作の『阿修羅』について述べたい。
添川氏の作品はレベルが高いので毎回たのしみにチェックしている。
本作もおもちゃ箱に掲載されている図面をみて、見たことがあるなあと思った。
だが、記憶に残っていなかったので図書館で近代将棋のバックナンバーを見て確認。
やはり解いていた。(笑)
画像

初形はいつもながら美しい。
なんで美しいと感じるのかはあまりロジカルに説明はできない。
桂馬は、2一や3三、4五など実戦でも現れる位置にあるほうが自然に感じる。
実戦と詰将棋は別物とはいえ、自陣成駒もそうだが、実戦で現れにくい形は美しくないと感じるようである。
画像
6六金 4四玉 4五歩 同玉 3六龍 同玉 5八馬 3七玉 4七馬 2八玉
4六馬 2九玉 までが序奏で、ここから趣向手順が始まる。
3手目の4五歩にたいする応手を誤り、誤解とされた人が多かった由。
4五歩 を取ろうが取るまいが本質には関係ない。
変化が早く詰むのを見逃しただけ。
詰めていることに変わりはないのだから正解扱いでいいと思う。



画像

趣向手順の目的は単純。
馬ノコで 9二歩 を取りに行くこと。
今ただちに収束手順に入っては、歩が1枚不足して詰まないのである。
馬ノコの間に、タテとヨコ 2回の 龍ノコ が入るのが新機軸(らしい)。
なんでこんな手順が成立するのかというと、受け方の持駒が無いからである。

まず最初は ヨコ型 の龍ノコ で 9七香 をとりにいく。
4九飛 3九飛 同飛 同玉 3三飛 2九玉 5六馬 1八玉 3八飛成 1七玉
4七龍 1八玉 5八龍 1七玉 6七龍 1八玉 7八龍 1七玉 8七龍 1八玉
8八龍
1七玉 としては 9七の香をとられて早詰なので 2八飛 と合い駒するほかない。
2八飛 同龍 同玉 5五馬 2九玉 として 馬が 4六馬 → 5六馬 → 5五馬 と移動することに成功。

4九飛 3九飛 同飛 同玉 3三飛 4九玉 4三飛成 3九玉 3四龍 4九玉
4五龍 3九玉 3六龍 2九玉 6五馬 1八玉
として さきほどの 3八龍 以下 ヨコ型 の龍ノコ に入る。
1回目の3三飛のときは、馬が4六にいたため4九玉と逃げると1六馬で早詰めになるため
すぐに2九玉と逃げたが、馬が遠いときは詰まないので4九玉と逃げることができる。
そのため龍ノコで玉に接近していくことになる。
そして、龍が3六まで近づいたときに4九玉と逃げると、やはり1六馬で早詰めとなる。
よって2九玉と逃げるほかなく 5五馬 → 6五馬 → 6四馬 と馬ノコすることができる。

画像
ワンサイクル 30手の趣向手順をくりかえして馬ノコで9二歩を駒台にのせ
また4六までもどってくる。
馬ノコの前の局面との違いは持駒の歩が1枚から2枚に増えているところ。
ここから収束手順にはいる。




4九飛 3九飛 同飛 同玉 3三飛 2九玉 4七馬 1八玉 3八飛成 1七玉
1六馬 同玉 1八龍 1七歩 2七龍 1五玉 1七龍 2四玉 1四龍 同玉
3三桂成 1三玉 1四歩 2四玉 2五馬 3三玉 3四銀 4四玉 4五歩 5四玉
5三金 同玉 4三銀成 5四玉 4四成銀 6三玉 6四歩 7二玉 8二銀成 同玉
9三香成 8一玉 8二歩 9一玉 9二成香 同玉 4七馬 9一玉 9二歩 8二玉
8三金 8一玉 9一歩成 同玉 9二金 迄

画像

すっかり解いたのを忘れていたけど、改めて鑑賞してみると非常に良くできている。(笑)
趣向手順のしくみも駒の機能的な配置もさすが。
盤面いっぱいを使った収束手順もよくできているがもう一手鮮やかな手でもあれば
忘れなかったような気もする。



看寿賞であるが、もう一度定義を明確にする必要があると思う。
昔は看寿賞とはいっても実態は鶴田賞だった。
鶴田主幹の気まぐれでたくさん授賞したり該当なしを連発したり。

現状の審査は、発表作の中で良いものをピックアップし、看寿賞としてふさわしい作品であるかを審議して決めているように見える。
が、過去の受賞作を見てもわかるとおり、一定の質を決めてそれ以上かどうかを審査するのは難しい。
わたしは、1年間に発表された詰将棋作品の最優秀作品に授与すればいいと思う。

投票で決めていたこともあるが、投票が集まらないのが問題だった。
こんなやりかたはどうだろう。
@ 詰パラ以外のめぼしい作をピックアップして詰パラ2月号にのせる
A 詰パラ2月号の解答を出す人に投票を義務付ける
B Aにより短編は 50人以上 長編は 30人 程度の投票を確保
C Bで集まった投票をもとに今の委員で最終決定
現状の議論は客観性が乏しくて納得しにくい。
ページをさいて載せているけどわたしは読まない。
すこしでも客観的な数値が集まるような工夫が必要だ。



テーマ

関連テーマ 一覧

カスタム検索

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
今年のベスト1・・・詰将棋編の補足 あーうぃ だにぇっと/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる