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help リーダーに追加 RSS Sweet Rain 死神の精度

<<   作成日時 : 2008/03/11 12:14   >>

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画像監督・脚本:筧昌也
キャスト
千葉(死神)☆金城武
藤木一恵☆小西真奈美
かずえ ☆富司純子
藤田敏之☆光石研
阿久津伸二☆石田卓也
青山(死神)☆村上淳
竹子☆奥田恵梨華
大町健太郎☆:吹越満

【ストーリー】
死神の千葉(金城武)の仕事は、不慮の事故で亡くなる予定の人物のところに7日前に現れ、その人を1週間観察し、その生死を判断すること。雨男の彼はその日も雨の中、7日後に死を迎えるはずの27歳の会社員一恵(小西真奈美)が現れるのを待っていた。やがてメーカーの苦情係として働き、疲れ果てて仕事を終えた彼女が姿を見せ……。
【感想】
だいぶ前にワーナー映画の予告編を見て、つまらなさそうだなと思った本作。
実際にはどうだったか?

原作は、伊坂幸太郎の 『死神の精度』。
『アヒルと鴨のコインロッカー』や『グラスホッパー』も彼の作品らしい。
名前は知っているが、伊坂幸太郎の作品はたぶんひとつも読んでいないと思う。
と書いてから、確かめてみたら『アヒルと鴨のコインロッカー』はだいぶ前に読んでいた。
まったく印象に残らず覚えていない。
他の人たちの評判は良いのだろうが、わたくし的には特に感心せず。

と、原作者を少しくさしておいて、肝腎の映画についてである。
こりゃあ、結構良かったんじゃないの?
たぶん、原作より映像化によってよりイメージがふくらんだんじゃないかと思う。

現れるときはいつも雨が降る死神の千葉(金城武)。
おともに常に黒い犬を連れている。
黒い犬のセリフが、スクリーンに字として現れるのが斬新。
「で、実行だろ。」 とか。
小説では、犬のセリフとして書かれているのだろうが、映像化で新しい表現がなされていた。
こういうのは初めて見た。

街の上空の雲の上にある、モノレールのレールのような2本の構築物。
遠くに、ビルの上部が見える。
レールの上を千葉が歩いて行き、そこにあるドアや電話ボックスから下界におりていく。
この場面も、本で読むより映像で表現されたほうがイメージできて良いのではないかと思った。

ストーリーは三部構成。
最初に登場するのは、藤木一恵(小西真奈美)というさえないOL。
メーカーの苦情電話受け付け係りをしている。
クレーマーからの指名電話をうけ、おどおどと受け答えしている。
手首の傷が映され、過去の自動車事故の模様がフラッシュバック。
なにか重大なトラウマをかかえていることが推察できる。

一恵との接触をはかる千葉。
彼女と食事をしたり、暴漢から救ってやったり。
死神ってそんなかよ?という疑問はおいておこう。
ある日、しつこいクレーマーの電話が原因で一恵は会社を早退。
会社の外に出る彼女にストーカーと思しき人物が声をかける。
逃げる一恵、追う男。
とうとう一恵は袋小路に追い詰められる。
・・・・・・・

小西真奈美のエピドードで終わりかと思ったら、次はヤクザの藤田(光石研)の話。
実は彼はメインじゃないんだけど、詳しくは書かない。

最後に、かずえ(富司純子)が出てくる。
海に近い家で美容室をいとなんでいるかずえ。
そこに、また千葉があらわれる。
「あなた死神でしょ。」と言うかずえ。
千葉に、今度の休みに、10才くらいの小学生をたくさん集めて散髪に来させてくれと頼む。

ばらばらに見えた3つのストーリーが最後に見事に融合。
ともすれば、支離滅裂になりそうなお話がうまくまとまって味の良い終わり方。
なかなかファンタジックで楽しめる作品になっていたと思う。

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