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zoom RSS 禁じられた遊び 巨椋鴻之介詰将棋作品集

<<   作成日時 : 2008/05/07 12:32   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 1

画像【内容紹介】(マイコミからコピペ)
 本書は、塚田賞や詰将棋パラダイスの半期賞を数多く受賞した巨匠、巨椋鴻之介が、その人生をかけて完成させた詰将棋作品集です。中長編の詰将棋が中心の作品集ですが、単に難解な問題を並べたものではありません。解いたときの快感を意識して数々の趣向に挑戦してあるので、解後感のよさが特有のものになっています。
 また大きな特長として、本書は一人の詰将棋作家の自伝になっています。決して傑出した才能の持ち主ではないと自覚する著者が、試行錯誤を繰り返しながら成長していく様が記されていて、その道程が詰将棋ファンにとっては興味深く、楽しめる内容になっています。
 ぜひ本書の作品を並べて構想の妙と美しい手順を味わい、詰将棋の素晴らしさに触れてみてください。
【感想】
この詰将棋作品集は独特のものがあった。
なにしろ、全部で100局ないのだから。
第一部「原点と習作」十六局
第二部「禁じられた遊び」六十二局
の二部構成で全部で78局となっている。
それだけでも目新しい。

用語にも独特のものがあった。
フォルム、フィギール、クレッセンドなど。
なんとなく雰囲気はわかる。
数学から仏文学へという筆者の経歴がしのばれた。
数学から文学へというところは若島先生も同じ。
共通する何ものかがあるのだろうか。

わたしも、かれこれ30年の解答歴があるが筆者の作品を解いたことは一度もない。
なにしろ、わたしが生まれる前に既に盛期をむかえている筆者である。
マイコミさんの宣伝文のとおり、一人の詰将棋作家の自伝になっている。
と同時に昭和の詰将棋史としての価値も高いと思った。
黒川一郎氏や北原義治氏、山田修司氏との交流は興味深かった。

作品ごとの解説が手厚いのも特徴のひとつ。
途中図も数多く示されてわかりやすい。
(解説文と図のページがずれているところがあるのは惜しい。)
参考図が盛りだくさんなところも良い。
また、作者がベスト10を自選しているのも面白い。
その中から1作だけ紹介。
第二部「禁じられた遊び」の21番「天邪鬼」(下図)
がベスト10最初の一作である。
画像

昭和32年と50年以上も前の発表作。
平成17年に推敲して完成した図がこれである。
本作と同様に、50年もの年月をかけて練り上げられた傑作をたくさん見ることができる。
ほぼ4000円という値段は、かけられた時間や思念の深さを思えば只のようなものである。(笑)
詰将棋知らない人にはきついけど、多くの人に読んでもらいたい作品集だと思う。

最後に、マイコミさんに若干のクレーム。
それは、誤植が多いこと。
74ページ 上段参考図の詰め手順は1行4手分がそっくり抜けている。
79ページ 第12番の解説で 「2二が馬なら1四歩は打歩詰」とあるが正しくは1四歩でなく1五歩。
130ページ D図とE図の 5四と の向きが逆。
少しながめただけでいくつかの間違いに気がついた。
気合いをいれてチェックしたら、もっとたくさんありそうだ。
特に、図面や手順の間違いはいただけない。
良い作品集なので少し残念である。



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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
今、絶版となっていますが
若し再版叶えばなあと思います。
本の写真をみると、装丁が紺色のハードカバーになっていて
白水社のフランス語関係の書籍のような雰囲気です。朝倉季雄の「フランス文法事典」と同じような大きさであるのは偶然でしょうか。
通りすがり
2012/09/14 15:01

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