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help リーダーに追加 RSS ひゃくはち

<<   作成日時 : 2008/08/08 11:53   >>

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監督・脚本・編集: 森義隆 画像
キャスト
雅人☆斎藤嘉樹
ノブ☆中村蒼
市川由衣
純平☆高良健吾
健太郎☆北条隆博
桐谷健太
三津谷葉子
橋本一郎
太賀
平田貴之
芳本美代子
小松政夫
雅人の父☆光石研
二階堂智
サンダー(監督)☆竹内力

【ストーリー】
野球の名門校、京浜高校の補欠部員の雅人(斎藤嘉樹)とノブ(中村蒼)は甲子園出場を夢見ていた。親友同士の2人はお互いに励まし合いながら猛練習に励むが、上級生が夏の大会で引退してもなかなか彼らにレギュラーの座は回って来ない。雅人は監督(竹内力)に何とか認めてもらおうと、寮長に立候補したりして自分をアピールするが……。
【感想】
邦画の佳作を二日続けて鑑賞。
“ひゃくはち” はその@である。(そのAは落語娘)
まずタイトルが良い。
除夜の鐘の鳴る数は108。
人間の煩悩の数をあらわす。
硬式野球のボールの縫い目の数も108。
なんで108なのか知らないがいいところに目をつけた。
こういうダブル・ミーニングの発見は好ましい。
タイトルにこめられた思いと内容が見事にマッチしていた。

野球(やスポーツ)が題材の映画は、何かの大会にむけて登場人物が一所懸命努力。
数々の困難が前途にあらわれ、それを乗り越えていく。
そして最後に、なんらかの試合が行なわれて勝利して終わり。
そんなストーリーの映画が多いように思う。
が、本作はそんな陳腐さとは無縁だった。

最後まで勝ちつづけるのはたった1チーム。
ほとんどのチーム、選手は途上で敗れ去る。
みんなが負ける(笑)のが野球である。
ほんの一握りの勝者に焦点をあてるのではなく
敗れ去る一般選手=ぼくたちのさまざまな思いや行動が描かれる。

主人公の二人は補欠部員として一所懸命アピール。
試合には出られないまでもせめてベンチ入りを目指す。
親友をライバルにまわして切磋琢磨するが、いきなり現れた1年生に先を越されてしまう。
どこで何をしていても、上には上がいる。
殆どの人は負ける。一時は勝ってもいずれは負ける。
自分の思いと現実には常にギャップがある。
忸怩たる思いをかかえながら、なんとかごまかしながら生きている。
身につまされる思いがした。

思い通りにはならなくても、現実を受け入れて
身の丈にあった役割を果たしていくしかない。
そういう意味で、ラストシーンにおける雅人の行動は
その時できる事を見事に果たす行動だった。
試合結果はどうあれ、爽やかな感動をよぶラストでした。

【舞台挨拶】
招待状には一般試写会と書いてあったのに、完成披露試写会だった。
上映前にやくもふみえさんの司会でイベントが行なわれた。
登壇者は、斎藤嘉樹、中村蒼、高良健吾、北条隆博、橋本一郎、市川由衣と森義隆監督。
それぞれ、「暑い中来てくださってありがとう。今日は楽しんでいってください。」と省略できる一言ずつを発言。
橋本一郎が、「映画の中の長台詞」のシーンのことを聞かれて、「なんどやっても噛んで、結局本番でも噛む事にしてもらった。」
印象に残っている高校野球の選手をきかれて森監督が「やはりKKコンビ。同世代なので。」
斎藤くんは「斎藤つながりでハンカチ王子」と答えて会場の笑いをとった。
そんな挨拶のあと、特別ゲストの登場が告げられる。
テーマ曲とともに登場したのは、先だって引退した桑田真澄投手であった。

ひゃくはちについての桑田選手のコメント「 一所懸命やること、その大切さを教えてくれる映画」の紹介のあと
司会者からつらい練習をどうやって乗り越えたのか聞かれて
「終わった時、乗り越えた時のよろこびを考えてがんばった。」
次にキャストから桑田選手への質問コーナー。
市川由衣「タイトルのひゃくはちは縫い目の数と煩悩の数をかけているんですが、桑田さんはさぼったり女の子と遊びに行ったことは?」
「さぼるというより、うまく手を抜くことが大事。PL学園は全寮制で当時彼女がいた。
デートする場所と時間がないんです。昼休みに5分だけ顔を見る、そんな感じでした。」
高良健吾「チームメイトはどういう存在ですか?」
「失敗したら終わりとよく言うが逆。野球は失敗なんです。失敗を他のメンバーがどうフォローするか。そういう意味で仲間が大事。」
中村蒼「野球の魅力って何ですか?」
「ふたつとして同じドラマがない。1000の試合があれば1000のドラマがある。最後まで何が起きるかわからない。
あきらめてもダメ、油断してもダメ。人生と同じですね。」

最後に、ステージ上で、桑田選手の投球を森監督が捕球して、映画のヒット祈願。
見事にキャッチしたので映画もヒットすることでしょう。
良い映画なので皆さん観に行ってください。
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