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<<   作成日時 : 2008/09/12 12:24   >>

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監督: 鶴田法男画像
キャスト
門前一草・門前葵☆木村佳乃
門前理紗☆中越典子
おろち・佳子☆谷村美月
大西弘☆山本太郎
執事=西条☆嶋田久作


【ストーリー】
人の世をさまよい、人間の心の闇を見つめてきたおろち(谷村美月)が家政婦として潜り込んだ門前家には、二人の美しい姉妹がいた。当家の女性は29歳を過ぎるころには突然、その美ぼうが崩れ、果ては化け物のように醜く死んでいくという。ある日、妹の理紗(中越典子)は死にゆく母親の口から、もう一つの門前家の秘密を打ち明けられる。
【感想】
招待状に記載はなかったが、監督の鶴田法男氏が舞台挨拶を行なった。
終映後も出口に立って挨拶。
感じ良し。
映画も良かった。

【鶴田監督の舞台挨拶】
今日はお忙しい中“おろち”の試写会にお出でくださりありがとうございます。
監督の鶴田です。
もともと予定していなかったのですが、無理を言ってひとこと挨拶をさせていただくことになりました。
そういうことなので簡単にお話させていただきます。
この “おろち” という作品は、数多く映画化された楳図先生の作品の中の最高傑作を作りたいと思って作りました。
その結果、自分にとっての自信作であり、代表作になったと自負しています。
木村佳乃さん中越さん谷村さんと3人の女優さんに出演して良い演技をしてもらいましたが、彼女たちにとっても代表作になったと思います。
楳図先生自身からも、数ある作品の中で最も映画らしい映画になったと賞賛をいただきました。
はっきりお伝えしたいのは、この作品は今時のホラーでは無いということです。
ホラーではなく、女性の心の闇や美しさへの執着を描いたダークファンタジーです。
幽霊も出てこないし、観客を驚かすこともありません。
デフォルメされた世界観の中で展開するあまりにも美しくあまりにも残酷な人間の本性を描いた悲しくも残酷なドラマです。
そういう意味では、ホラーを期待して見に来られた方には頭を切り換えて見て欲しいと思います。
今日はぜひ楽しんで見ていってください。

映画はこんな感じで始まる。
「私はおろち・・・」
100年に一度深い眠りにつき、美しい少女の姿のまま人間界を彷徨い続ける一人の少女。
彼女の名前はおろち。
人間たちの愚かな争い、憎しみ、狂気そして死をただただ “見つめ続けて” きたこの少女の、本当の姿は誰も知らない。
彼女は天使なのか、悪魔なのか−−
昭和25年、降りしきる雨の中、真っ赤なフードに身を包んだおろち(谷村美月)が登場。
魔力で閂を開けて門前家の屋敷にはいりこむ。
頭は濡れているが、真っ赤なフードは完全防水でまったく濡れていない。(笑)
屋敷に住んでいるのは、大女優門前葵とその娘ふたり。

妹の理紗は母に命じられた歌のレッスンを軽々とクリアー。
音痴な姉の一草は、母から打擲をうける。
門前家の女は、29歳になると容貌が崩れるという宿命。
門前葵も例外ではなく、額と手から醜く変化していく。
自暴自棄になった葵は泥酔状態で車を運転して事故をおこす。
葵を助けようとしたおろちは怪我を負い、予定より10年もはやく眠りにはいる。

20年後、美しく成長した一草と理沙の姉妹。
一草は母と同じく、女優として大成している。
が、母と同じ運命をたどることに恐怖を感じ始める。
姉を救うため、流しの夫婦の娘佳子(谷村美月二役)を屋敷に連れてくる理沙。
理沙は姉を救うことができるのか?

監督の挨拶のとおりの作品で、ホラーではなくダークファンタジー。
が、ホラー映画より怖さを感じるラストが秀逸だった。

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