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zoom RSS 父帰る・・・思い出の煙詰めB

<<   作成日時 : 2010/09/22 10:56   >>

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思い出の煙詰めと題して、「彷徨」と「稲村ヶ崎」をとりあげた。画像
が、順番からいったら、本当は「父帰る」の方が少し早い。
私が一番最初に見た煙詰めは看寿の煙詰め。
しかし、こちらは、いつ、何で見たのか覚えがない。
本が散逸してしまってわからなくなってしまった。

その点「父帰る」は何で初めて見たのか明確だ。

東洋文庫335 続詰むや詰まざるや 古典詰将棋の系譜
昭和53年7月20日初版第1刷発行 1,100円

私が詰めパラを購読し始めたのは1978年9月号から。
よって「彷徨」より「父帰る」を見た方が若干早い。
それにしても、この作品を見た時はびっくりした。
都にいるお父さんが追われ追われて都に戻り終わる。

【詰め手順】
4五と寄 6五玉 5五と 同玉 6六角 同玉 5七金 同玉 5八銀 6六玉
7八桂 同金 6七銀 同玉 7九桂 同金 6八香 7八玉 7七飛 同玉
7九龍 8六玉 8五と 同玉 8四と 8六玉 8五と 同玉 9四銀不成 8六玉
7七金 9七玉 8七金 同玉 6五角(途中1図)
画像
初手は4五と寄。
6五桂を消去する伏線になっている。
冒頭の4手を省略して6六角から始めると
この途中1図の6五角が打てない。
そんなにたいした伏線でもないけど。(笑)
と金を繰り替えて、9四に銀を置いておくのもポイント。

9六玉 8五銀 同玉 7六龍 9五玉 9四と 同玉 8三角成 同玉 8五龍
9二玉 9四龍 8ニ玉 7三と 同玉 6三歩成 同香 同香成 同玉 6四歩
7三玉 7五香 8ニ玉 8一と 同玉 7一歩成 同金 同香成 同玉 7四龍
7ニ角(途中2図)
画像
銀を繰り替えて9四に置いておいた効果で、8五銀とすることができる。
6五に打った角を8三に味良く成り捨てて玉を下辺に追い込むことに成功。

筋に入ったかと思うとまだまだ難解。
7四龍と回った手に対し、限定合い駒7ニ角が現出する。
この角を入手して7五角と打つことにより、「父が帰る」舞台が整う演出にはしびれる。

6ニ金 同玉 6三歩成 同角 5二香成 同角 同と 同銀 5三歩成
同銀 同と 同玉 7五角 (途中3図)
画像

6五角に続く限定打7五角が飛び出す。
が、ここで、4三玉とよろけられると王が広く感じるのでは?
持ち駒も銀が1枚しかない。

以下は収束手順だが、ふたたび王を上部に追っていく。
2三龍と王を尻から追いかけ、2四飛と限定打が飛び出す展開にはびっくり。
さらに、この合い駒の飛車を入手し、この飛車が最後の刺客となる。

4三玉 6三龍 3四玉 4五銀 2五玉 2三龍
2四飛 (途中4図)
画像

3六銀 1五玉 1六歩 同玉 2七金 1五玉 2六金 同飛 同龍
同玉 2三飛 3七玉 2七飛成 4六玉 4七龍 5五玉 4五龍 迄103手詰

総手数103手。
限定合い駒2回。
大駒の限定打2回。
伏線入りで描かれた「王の帰還」の完了。画像

この作品が看寿賞取ってないというんだから笑えるなあ。
奨励賞?って何なんだろう。
煙詰めのベスト10を選定するとしたら、間違いなくこの作品は入れる。
しかも上位に。
駒場和男氏が本作を「ゆめまぼろし百番」の棹尾を飾る作品にしたのも当然の気がするのだ。

無防備煙詰・・・思い出の煙詰C≪≫稲村ヶ崎・・・思い出の煙詰めA

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