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zoom RSS 実戦詰将棋D・・・C級1組順位戦福崎文吾九段VS小林健二九段

<<   作成日時 : 2012/09/21 16:25   >>

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詰み逃し回数記録?

面白い将棋を発見したのでご紹介。
プロ将棋における、詰み逃し回数記録は何回だろう?
この将棋で、私が発見した詰み逃し回数は4回。

関西将棋会館で9月4日に行われたC級1組順位戦の4回戦。
先手:福崎 文吾九段 後手:小林 健二九段 の一戦である。
画像

上図は日付も変った翌日9月5日の0時52分。
後手の小林九段が202手目に3三銀としてようやく先手玉を詰ませたところ。

以下は、4三玉 4二飛 5四玉 4四飛 5三玉 6四龍 5二玉 4二飛 5一玉 6二龍 までの追い詰めだ。

普通なら、大熱戦に思えるが・・・
軽くリサーチしただけで、小林九段は4回も詰みを逃している。

まず第一回目の詰み逃し。
下図は133手目福崎九段が2二飛成とした局面。
画像

この局面は25手とやや長手数ながら詰みがあった。
手順は
1九龍 1八金 2八銀 同龍 同龍 ※同金 2六銀 同玉 1五角 1七玉 2六金 1八玉 1七香 2九玉 1九飛 3八玉 3七金 同金 同角成 同玉 3六金 2八玉 2七歩 3八玉 3七香 迄 

※同金のところ同玉は
3八金 同玉 4八飛 2七玉 2六歩 同玉 4六飛成 1七玉 3七龍 2七金 2六銀 1八玉 2七銀成 2九玉 2八龍

王手をかけていれば詰む感じ。龍が消えれば自玉も安泰でこの詰み逃しは情けない。

詰みを逃して3一金と打ったもんだから泥沼の戦いとなる。

3一金以下は5三と 2二金 5二銀 同銀 同と 同玉 2五角 3四銀 同角 4三香 6三銀 同龍 同成桂 同玉 4三角成 2六銀 同玉 3六飛 2五玉 2四銀 3四玉 3三金 4五玉(157手目)で第二回目の詰み逃し局面となる。
画像

2六銀からは詰み筋に入っており、この局面からは
4四銀 同馬 同金 同玉 3三銀 5五玉 4四角 6五玉 7三桂 7六玉 4六飛 8七玉 8六飛 7八玉 8八飛成 6九玉 6八金 までの追い詰めだった。
この詰みも再び逃し、4三金と馬を取ってしまう。

そのため手数はさらに45手も伸びる。
4三金以下は7二銀 7四玉 8五銀 同玉 8三飛 8四桂 4三飛成 5三銀 7七金 5六角 5五玉
と進行し、第三回目の詰み逃し局面となる。
画像

168手目の5六角からは詰み筋にはいっており、以下6四銀打 6六玉 6五銀 5七玉 3七飛成 5八玉 4七角成 6七玉 6九馬 5七歩 7五桂
までの平易な追い詰めだった。
小林九段はこの詰みも見送り6四銀としてしまう。
そのため、さらに手数が伸びる。
6四銀 5四玉 5三銀打 同龍 同銀 6三玉 6七飛 同金 同金 6二歩 8六玉 8一飛 5四銀 同玉 5三金 5五玉 3七飛成 8四飛成 7七玉 6九桂 6八玉 5六玉 6六金 同玉 6七龍 5五玉
とわけのわからない進行になり、最後の詰み逃し局面となる。
画像

192手目6六金からは再び詰み筋に入っている。
この局面からは、5四歩 4五玉 4四歩 3四玉 3三銀 3五玉 3七龍 3六歩 2四銀 3四玉 3六龍 2三玉 3三龍
までの追い詰め。
ところが小林九段は3三角とし、以下4五玉 4四金 同龍 同角 同玉 3三銀
とすすみ、冒頭の終了図となったわけである。
感想としては、小林九段は引退した方がいいんではないか?といったところ。(笑)

プロ将棋では、詰み逃し回数の最高記録ではなかろうか?
ふつう詰みを逃すと負けてしまうものだが四回も詰みを逃して(もっと逃しているかもしれないが)勝てたのは強運である。

最後にもうひとつ、詰み逃しで非常に印象に残っている将棋をご紹介する。
実戦詰将棋問題としても面白いと思います。
第19回王座戦挑戦者決定戦千日手指し直し局
「長谷部久雄七段」vs「加藤一二三八段」
40年前の対局より、先手長谷部七段の185手目4二龍に対し加藤八段が5四角と打った局面。
画像

結論から言って、5四角は無効。
1三銀 同桂 2二角成 同玉 3一龍 1二玉 2一銀 迄7手詰めである。
このくらいの詰みは読み切りたいところだが、深夜の対局で朦朧としていたのだろう。
長谷部7段は2六玉と香を取ってしまう。
それに対し加藤八段は2四歩と突く。
画像

この手(2四歩)も実は無効手である。
1三銀 同桂 2一銀 2三玉 3二銀不成 同角 同龍 同玉 4二金 2三玉 3二角 1二玉 2一角成 同玉 2三香 1二玉 2二香成迄の詰みがあった。
長谷部七段は1三香と誤り、以下2三玉 2四歩 同玉 2五歩 同桂 1一香成 3五歩 3四銀 同玉 3五歩 2四玉 3六銀
と進行し、問題の202手目をむかえる。
画像

加藤一二三八段は難解な27手詰めを読み切り、九死に一生の逆転勝ちをおさめたのだ。
(腕試しにトライしてみてください。)
楽勝の将棋を頓死負けしてさぞかしショックが大きかったことだろう。
やはり、プロは(プロでなくても)詰む王様は詰めないとダメだ。

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