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zoom RSS こころに剣士を

<<   作成日時 : 2016/12/09 18:00   >>

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こころに剣士を@一ツ橋ホール
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(C) 2015 MAKING MOVIES / KICK FILM GmbH / ALLFILM
英題:THE FENCER
製作国:フィンランド/エストニア/ドイツ
日本公開:2016年12月24日 (ヒューマントラストシネマ有楽町ほか)
上映時間:1時間39分
配給:東北新社 / STAR CHANNEL MOVIES

監督: クラウス・ハロ

キャスト

エンデル☆マルト・アヴァンディ
カドリ☆ウルスラ・ラタセップ
ヤーンの祖父☆レムビット・ウルフサク
マルタ☆リーサ・コッペル
ヤーン☆ヨーナス・コッフ クラウス・ハロ



【ストーリー】
1950年代初頭、ソ連の秘密警察から逃れてきた元フェンシング選手エンデル(マルト・アヴァンディ)は、エストニアの田舎町で教師としてフェンシングを教えることに。ソ連の圧政により親を奪われるなどした子供たちはフェンシングのとりこになり、当初は子供が苦手だったエンデルも、指導を通じて新たな生きがいを見いだす。そんな折、レニングラードで行われる全国大会に出たいと生徒たちから言われ……。

【感想】
1950年代初頭、ソ連に占領されていたエストニアのハーパサルで起きた実話を基にした作品。
エンデル・ネリスは元フェンシング選手。
18歳でナチスドイツに徴兵され従軍後脱走。
ナチス瓦解後はソヴィエト秘密警察に追われる身となる。
レニングラード(現在はサンクトペテルブルグと旧名に復旧)からハーパサルに逃避し偽名で教員の職をえる。
ということなのだが、いまひとつピンと来ない。
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地図を確認すると、ハーパサルはエストニアの西端。
レニングラードからは遠くはなれている。
ちなみに「Tallinn - Narva/E20」経由車で6 時間 10 分 (469.7 km)。
また、フィンランドのヘルシンキはバルト海フィンランド湾をはさんで対岸に位置する。
こんな位置関係を把握すると、この映画の監督がフィンランド人の クラウス・ハロ であることに納得ができる。

お話は実話ベースでシンプルだが深い。
エンデルは運動クラブの立ち上げを校長から指示され最初はスキークラブを始めようとする。
しかし、なぜかわからないが、クラブ開催の前日に、用意していたスキー板などの用具が全て軍に寄付されてしまう。
エンデルはこれではクラブができないと校長に喰ってかかる。
が、校長は大学出て頭いいんだから自分で考えろとつきはなす。
意地悪な校長である。
何か含むところでもあったのだろうか?
とくに描写はなかったのでよくわからないが、校長は最後までエンデルにつらく当たる。

体育館で、自分のフルーレでフェンシングの練習をしていると、マルタに何をやっているのか尋ねられる。
そして、フェンシングを教えてと頼まれる。
フェンシングクラブの張り紙をするとたくさんの子供達が集まった。

最初は心構えや型、身のこなしを教え、進展するとフルーレの代用品を野原で拾ってきた木の枝で作る。

エンデルのフェンシング練習は、初日から厳しい。
フェンシングは距離感が大切、音を立てずスムースに前進と後退をくりかえして距離を保つ。
子供達は熱心に練習に励んだが、校長はいい顔をしない。
田舎町の人々は労働者階級であり、フェンシングは上層階級の者がするスポーツだという理屈である。

保護者を交えた説明会で校長はフェンシングクラブの打ち切りを宣言。
一人の生徒ヤーンの祖父が反対意見を述べ多数決を提案。
最初は皆挙手をためらっていたが、最終的には全員がフェンシングの継続を希望して挙手をする。
当時のエストニアはソ連スターリンの占領下である。
フェンシング継続を希望するというのは、今の国の体制に不満があるという意思の現れで勇気のいることだった。
保護者達が恐る恐る継続希望のため挙手をしていくシーンが印象的。
保護者に父親がおらず祖父母ばかりなのは強制収容や徴用でエストニアの成年男子がいないことの現れ。
父親不在のこどもたちにとってエンデルは重要な位置を占めるようになっていく。

クライマックスはレニングラードで開催されるフェンシングの大会。
友人から危険だからレニングラードには行くなと何度も釘を刺されシベリアへの逃避行の誘いもあった。
エンデルは逃げ回るのをやめ、ハーパサルに留まることを選択。

子供達は大会への出場を希望するが、エンデルはまだ早いと出場を渋る。
実力がまだ足りないことと自らの危険度からの判断と思われる。
マルタは挑戦したいと告げるが、エンデルは意見を変えない。
そしてマルタはエンデルからもらったバッヂを不機嫌に返すのである。

その後の展開はネタバレするとつまらないので書くのはやめておく。
やや描写不足なところもあるが、これはこれで深い映画だ。
主演のマルト・アヴァンディ は元フェンシング選手のイケメン。
フェンシング未経験者では表現しきれないところがあったと思う。
唯一疑問に思った点もあるのだが、それもネタバレになるので封印。
いったい何がひっかかったのか推定してください(笑)

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こころに剣士を
1950年代初頭の北ヨーロッパ・エストニア。 ソ連の秘密警察に追われる元フェンシング選手エンデルは、身を隠すため田舎町ハープサルの小学校教師となる。 校長から運動クラブを開くよう命じられた彼は、生徒にせがまれフェンシング・クラブを開くことに。 予想以上にクラブは人気を集め、生徒たちはみるみる上達していく。 そんな中、校長はエンデルの経歴を調べ始める…。 実話から生まれた社会派ヒューマンドラマ。 ≪勇気の先に未来がある≫ ...続きを見る
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こころに剣士を
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映画好きパパの鑑賞日記
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こころに剣士を
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「こころに剣士を」(原題:MIEKKAILIJA、英題:TheFencer)は、2015年公開のフィンランド・エストニア・ドイツ合作のヒューマン・ドラマ映画です。元フェンシング選手の実話を基に、クラウ... ...続きを見る
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