俺は、君のためにこそ死ににいく

この映画の構造は簡単に言うと次のとおり。
① 大西瀧治郎海軍中将が「これは志願でなく命令だ」と言って特攻を開始
② 知覧の島濱トメさんの食堂を中心に特攻隊員の姿を描く
③ 終戦。大西瀧治郎の割腹自殺
② の部分の純粋無垢な特攻隊員たちのそれぞれのエピソードは泣ける。
何の罪もない若者たちが国のために命を散らしたその心情は胸につまるものがある。
この映画を台無しにしたのは、①と③の部分。特攻は大西中将ひとりで始めたこと
でないし、一人が責任とって割腹自殺してすむような話ではない。
そんなことわかっているのに、あえて①と③だけ描いて、ものごとを
一面的にとらえ美化してしまっては困る。
終戦後、何の責任もとらずのうのうと生延びた高級軍人はたくさんいる。
若者たちがなんで命を落さねばならなかったのか?
根源にさわらず
美しい部分だけを切り取ってきたまったく深みのない映画と評さざるをえない。
先の大戦については
「検証戦争責任Ⅱ」 読売新聞戦争責任検証委員会 中央公論新社
(あまり知られていないことがたくさん出ています。)
(インパール作戦で有名な牟田口中将が終戦後どうなったかetc)
特攻については
「永遠のゼロ」 百田尚樹著 太田出版
を読まれることをおすすめします。(30)

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