百万円と苦虫女

監督・脚本: タナダユキ 画像
キャスト
佐藤鈴子☆蒼井優
佐藤拓也☆齋藤隆成
中島くん☆森山未來
桃栽培農家の息子☆ピエール瀧
山間の村の喫茶店のマスター☆笹野高史
桃栽培農家のおばあさん☆佐々木すみ江
真吾☆鈴木達也
竹財輝之介
嶋田久作
モロ師岡
石田太郎
キムラ緑子
矢島健一
斎藤歩
堀部圭亮
江口のりこ

【ストーリー】
就職浪人中の鈴子(蒼井優)は、アルバイトをしながら実家で暮らしていた。彼女は仲間とルームシェアを始めるが、それが思いも寄らぬ事件に発展し、警察の世話になる。中学受験を控えた弟(齋藤隆成)にも責められ家に居づらくなった彼女は家を出て、1か所で100万円貯まったら次の場所に引っ越すという根無し草のような生活を始める。
【感想】
感想はひとこと。
やっぱり 蒼井優はうまいなあ。
就職浪人中の頼りなげでいながらちょっと骨のある鈴子を好演。
バスクリンで残念ながら(笑)湯の中は見えないが入浴シーンもある。
ちょっと上気した表情がよかった。
入浴中に農家の息子から湯加減をきかれたときのリアクションが最高。
とにかく蒼井優の演技を見るだけでも価値のある映画。

弟の拓也が小学校でいじめを受けている。
勉強ができ、おねえちゃんが事件を起したともなれば格好の餌食だろう。
3人組に待ち伏せされていじめられた後、鈴子が同じように3人組の同級生にとり囲まれているところに遭遇。
おねえちゃんが激しく反撃するの目撃する。
最初は、出所してきたおねえちゃんを拒否していた拓也。
じょじょに心を通わせていく。
拓也のシーンは、いじめ転校経験者として共感できた。
特に、教室で、消しゴムかすをいれた給食を無理やり食べさせられる場面。
そばに他の同級生もいて、先生もそばにいる。
それなのに、拓也には何の救いの手もさしのべられない。
いや、本当に実態をよく表わしていたと思う。
一人じゃなにもできない3人組。
最初は、こんな程度の低い奴らとは違う中学に行くと決意する拓也。
最後は同じ中学に行ってたたかうことにする。
個人的にはすすめられない選択。
徒党を組んでいじめを行なう弱い奴への対策は無視、関わらないに限る。
ひとりひとりなら普通なのに、徒党を組むとおかしなことを始める。
だからわたしは徒党を組んでる奴は大嫌いである。

鈴子は、海辺の町、山間の桃栽培農家、ホームセンターを転々とする。
百万円を貯めては次の場所へ移って行く。
ある場所に落ち着くとだんだん他の人との関わりができ、面倒なことに巻き込まれる。
人との関わりをさけて誰も何も知らない場所へと移っていく。
なんで人との関わりをさけるのかといえば、自分自身と向き合うのがこわいから。
しかし、ずっとそんなことを続けていくわけにもいくまい。
どこかで、自分自身ときちんと向き合って生きて行かなければならなくなるだろう。
何箇所かを転々として、次のところでは地に足をつけていきていこうというところで映画は終わる。
ロードムービーのラストとしては余韻の残る良い終わり方だったと思う。

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