彷徨・・・思い出の煙詰め①

私が詰将棋パラダイスの購読を始めたのは1978年9月、通巻271号からだ。
当時大学2年で怠惰な生活を送っていた。(笑)
その号の大学院10で出題されていたのが “彷徨”。
横浜市 入選39回 大村光良氏作 である。

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勿論煙詰めなど一度も解いたことなどない。
悪戦苦闘して、143手詰めの作意を発見。
勇躍解答を提出して11月号で発表された全解者に名を連ねた。
評価は A 16 B 0 誤 7 無 20 不 4 で平均点3.34 で首位というもの。
143手は当時の煙詰めの最長記録で、黒川一郎氏の “金鳥” を2手上回るのに15年かかったと書かれている。

で、今回この思い出の煙詰めを書くにあたりリサーチしてみたところ・・・
次図は作意100手目の4一玉までである。

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作意は、ここから、4二歩として、以下 同成香 同と 同玉 5三と 5一玉 以下143手詰めとなる。
が、ここで、5三桂不成 とすると 同と 4二歩 同成香 同と 同玉 5三と としてわりと簡単に詰んでしまう。
①原図が間違っている
②既に誰かが指摘している
③まっつぁんこ氏の勘違い
どれだろう。

③の場合は、ただちに記事を削除しよう。(笑)

【結論】やっぱり “彷徨” は残念ながら余詰め作。
ただし、上に掲げた100手目からの余詰めではない。
余詰めの発生は、92手目 3二同玉から。

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作意は、この局面から 
4三歩成 2一玉 3二と 同玉 3三金 4一玉 5二香成 同成香 4二歩 同成香 
同金 同玉 5三と 5一玉 6二歩成 同成香 5二歩 同成香 同と 同玉
と 4四の歩を消去してから3三金と入る。

ところが、別に4四歩消去しなくて良かったのだ。
3三金 4一玉 5二香成 同成香 3二金 同玉 4三歩成 4一玉 とすすめると上に掲げた作意100手目の図にいたる。
作意の順であれば4三歩成にたいし2一玉と逃げることができるが、この順なら4一に落ちるほか無い。
3三金 か 4三と か一路の違いが大きく、以下5三桂不成 で簡単に詰むのだ。
今となっては、修正も難しいだろうが一応指摘しておく。

稲村ヶ崎・・・思い出の煙詰め②

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