小さな村の小さなダンサー
8月6日(金)@ニッショーホール。
東京新聞の試写会で年配者が圧倒的に多かった。
話題の試写会マニアたちの姿なし。
今日は他のところに出張っているのだろうか?
いつもと違う風景に少し戸惑う。(嘘)
監督: ブルース・ベレスフォード
キャスト
リー・ツンシン☆ツァオ・ チー
リーの母☆ジョアン・チェン
ベン・スティーブンソン☆ブルース・グリーンウッド
エリザベス・マッキー☆アマンダ・シュル
チャールズ・フォスター☆カイル・マクラクラン
リー・ツンシン(北京舞踏学校時代)☆グオ・チャンウ
リー・ツンシン(幼少時代)☆ホアン・ウェンビン
ウッドロウ・シールズ☆ジャック・トンプソン
メアリー☆カミラ・ヴァーゴティス
他
【ストーリー】
リー(チー・ツァオ)は1961年、中国・山東省で7人兄弟の6番目の息子として誕生する。
彼は11歳で親元を離れ、北京の舞踏学校でバレエの英才教育を受ける。
やがてたくましい青年に成長したリーは、中国を訪れていたヒューストンのバレエ団の主任ベン (ブルース・グリーンウッド)の目に留まり、アメリカでのバレエ研修に参加することになる。
【感想】
この作品は、思ったよりはるかに良かった。
特筆すべき点がふたつ。
一つ目はキャスティングである。
少年時代のリー・ツンシンを演じたホアン・ウェンビンは1万人のオーディションで選ばれたとのこと。
北京舞踏学校時代のグオ・チャンウはオーストラリア・バレエ・カンパニーのグオ・チャンウ。
渡米してからのリーは英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の花形プリンシパルツァオ・チー。
3人が何の違和感もなく一人の人物リー・ツンシンとしてつながるキャスティングが秀逸。
(邦画だと、それはないだろ!という人物が出てきたり、噴飯物の老けメイクになったりすることが多い。)
二つ目は、本物のダンサーが演じているのだから当たり前と言えば当たり前だがバレエシーン。
グオ・チャンウの「紅色娘子軍」ツァオ・チーの「白鳥の湖」と “シャネル&ストラヴィンスキー” にもあった「春の祭典」。
実に美しく、これを観るだけでも充分な価値があった。
それにしても、自分と同世代の人の半世紀が、そのまま映画になってしまう中国はすごい。
平和な日本の隣で、中国では激動の時代が動いていたことがよくわかって興味深い。
リーのご両親や尊敬する先生が生き延びていたのは良かった。
文化大革命で犠牲になった人々も多い中、その点は救いだった。
東京新聞の試写会で年配者が圧倒的に多かった。
話題の試写会マニアたちの姿なし。
今日は他のところに出張っているのだろうか?
いつもと違う風景に少し戸惑う。(嘘)
監督: ブルース・ベレスフォード
キャスト
リー・ツンシン☆ツァオ・ チー
リーの母☆ジョアン・チェン
ベン・スティーブンソン☆ブルース・グリーンウッド
エリザベス・マッキー☆アマンダ・シュル
チャールズ・フォスター☆カイル・マクラクラン
リー・ツンシン(北京舞踏学校時代)☆グオ・チャンウ
リー・ツンシン(幼少時代)☆ホアン・ウェンビン
ウッドロウ・シールズ☆ジャック・トンプソン
メアリー☆カミラ・ヴァーゴティス
他
【ストーリー】
リー(チー・ツァオ)は1961年、中国・山東省で7人兄弟の6番目の息子として誕生する。
彼は11歳で親元を離れ、北京の舞踏学校でバレエの英才教育を受ける。
やがてたくましい青年に成長したリーは、中国を訪れていたヒューストンのバレエ団の主任ベン (ブルース・グリーンウッド)の目に留まり、アメリカでのバレエ研修に参加することになる。
【感想】
この作品は、思ったよりはるかに良かった。
特筆すべき点がふたつ。
一つ目はキャスティングである。
少年時代のリー・ツンシンを演じたホアン・ウェンビンは1万人のオーディションで選ばれたとのこと。
北京舞踏学校時代のグオ・チャンウはオーストラリア・バレエ・カンパニーのグオ・チャンウ。
渡米してからのリーは英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の花形プリンシパルツァオ・チー。
3人が何の違和感もなく一人の人物リー・ツンシンとしてつながるキャスティングが秀逸。
(邦画だと、それはないだろ!という人物が出てきたり、噴飯物の老けメイクになったりすることが多い。)
二つ目は、本物のダンサーが演じているのだから当たり前と言えば当たり前だがバレエシーン。
グオ・チャンウの「紅色娘子軍」ツァオ・チーの「白鳥の湖」と “シャネル&ストラヴィンスキー” にもあった「春の祭典」。
実に美しく、これを観るだけでも充分な価値があった。
それにしても、自分と同世代の人の半世紀が、そのまま映画になってしまう中国はすごい。
平和な日本の隣で、中国では激動の時代が動いていたことがよくわかって興味深い。
リーのご両親や尊敬する先生が生き延びていたのは良かった。
文化大革命で犠牲になった人々も多い中、その点は救いだった。
この記事へのコメント
真後ろに来た2名がうるさくてね。
この映画のよさが味わえなくて。 すごい残念。
春の祭典はすごいですね。 ネタばれになるのでバレエのことは書きませんでした。 難しい~
バレエのことは、チラシに書かれていますから。ご容赦ください。
それにしても、よく災難に遭遇されますね。やはり早めに注意しないといけないようです。
バレエ好きの中国好きなら、本当にこたえられない映画だったでしょう。さほどでもない私ですら、良かった~と思いましたから。質量ともに不足勝ちの最近の作品の中ではかなり気に入りました。