平成23年度看寿賞

6月30日(土)詰将棋パラダイス7月号到着。
今月号の目玉はなんといっても“看寿賞”の発表であろう。

ところが、今年も雑誌の到着よりネットでの発表の方が早い。
雑誌が来る前に審査結果は既に知っていた。
なんともしまりのない話ではある。
昨年とまったく同じこと書いている。(笑)

今年の審査結果

短編賞 谷口源一作画像
将棋世界8月号
15手詰











中編賞 該当作なし


長編賞 若島正作画像
詰将棋パラダイス
7月号大学院 
63手詰










長編賞 真島隆志作画像
詰将棋パラダイス
10月号大学院 
59手詰










長編賞 井上徹也作画像
「特異点」
詰将棋パラダイス
11月号大学院 
211手詰









今年もまた、非常に問題の多い選考でした。

短編賞と中編賞に関しては、「今年のベスト1・・・詰将棋編」で予想したとおり詰パラで発表された作品には該当なしという結果に終わった。
それだけで終わればまだましだったが、なんと将棋世界の作品に看寿賞を授賞するという暴挙(笑)にでたのにはあきれました。
これなら、まだしも、同じ谷口さんでも均さんの5月号中校11手詰めに授賞する方がはるかにマシだったと思います。
受賞作はただの邪魔ゴマ消去で、とても看寿賞という感じがいたしません。残念!

中編賞のほうは伝家の宝刀“該当なし”。
第一次投票で4票集めた相馬さんの「ボックス」に授賞すればいいじゃないですか?
ごちゃごちゃわけのわからない議論してこの結果では、まったく無意味な議論と言わざるをえません。

さらに、長編賞も大問題。
なんで半期賞も受賞していない作品が看寿賞をとるのかわからない。
厳しすぎたり甘すぎたり一貫性がなさすぎる。

昨年と同様下半期の大学院半期賞受賞作2作がそのまま看寿賞も受賞でよかった。
半期賞はしっかりした担当が選んでいる。
学校の出題作で半期賞に選定されていない作品に看寿賞を授賞するのは担当への不信任を表明しているようなものだと私は思います。

これもまた毎年書いてますが、看寿賞とはいったい何なのでしょうか?
選考記事に
【受賞作と思う作だけに投票し、過半数の4票以上で受賞が決定】
と書いてありますから
①一定の看寿賞受賞基準というものがあり、その基準を上回る作品
なんですね。

毎年の結果をみれば、この選定は破綻してるのが明らか。

わたしの提案は、

①看寿賞の選定は現在のような識者?による密室協議はやめる。

②読者に選定依頼しても票は集まらないので、詰将棋全国大会の席上で決める。

③全国大会は看寿賞の表彰の場でなく選定の場にする。

④討論を全国大会で行い、出席者全員の投票で最大得票の作品に授賞。

これなら非常に清々しく、納得性も高いと思うが如何に。

わたしは投票には行かないけどね。

受賞作についての蛇足をひとこと、ふたこと。

短編賞については既に述べました。

真島作品については文句ない受賞だと思います。

若島先生の作品。こちらに関しては、福村委員の意見
「若島作は収束に物足りなさを感じ、私の中では4番手」
と同じです。

井上氏の作品は、「特異点」というヒントがありながら私は誤解しました。
が、こちらも浦野委員の
「私は特異点の収束が不満というか残念なんですが」
という意見に同調します。

今回あらためて不思議だなと思った点。
それは、第一次投票のあと議論をへると投票内容が変わるところ。
わたしだったら、これが看寿賞と決めたら、議論をしようがなんだろうが変えることはないと思うので。
そんなあやふやな感覚なら、全国大会でサンプル増やした方が精度があがるだろうと愚考いたします。

平成22年度詰将棋看寿賞≪≫平成24年度看寿賞

この記事へのコメント

風みどり
2012年07月03日 00:14
読みました。
現実的かどうかは別として、大会をお祭りとして盛り上げるには面白いアイデアですね。
推薦者が詳しく作品を分析して賞賛して、推薦者同士で激論を戦わせる。そして参加者の投票で決定。。。
組織票を集めたりする人が出てくるから、投票権は一定の解答や作品発表をした人にだけ限るとして、その投票権が闇の市場で売買される。…なんか小説が書けそうですね(^^)
まっつぁんこ
2012年07月03日 07:49
風みどりさんおはようございます。
この案はどうでもいいんですけど、肝腎なのは変えなきゃいけないということです。
看寿賞も解答番付戦も十年一日のごとく同じこと繰り返してはいけない。解答に関していえば、ほとんど全ての作品がソフトで簡単に解けるのですから賞金かけての番付戦は成立しない状況なのでは?余詰め作の発表が殆どなくなったのもコンピュータのおかげだし、難解度アップもその影響でしょう。環境が変わっているのに対応しないのは衰退への道だと思います。

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