かぞくのくに

かぞくのくに@スペースFS汐留

(C) 2011 Star Sands, Inc.画像
製作年: 2012年
製作国: 日本
日本公開: 2012年8月4日
(テアトル新宿 ほか)
上映時間: 1時間40分
配給: スターサンズ

監督・脚本: ヤン・ヨンヒ

キャスト
リエ☆安藤サクラ
ソンホ☆井浦新
ヤン・イクチュン
京野ことみ
大森立嗣
村上淳
省吾
山田真歩
宮崎美子
津嘉山正種


【ストーリー】
日本に住むリエ(安藤サクラ)と帰国事業で北朝鮮へ帰った兄ソンホ(井浦新)。離れて暮らして25年が経ち、ソンホが病気の治療のために日本に帰国することになった。期間は3か月。家族や仲間はソンホとの再会を喜ぶ一方、担当医には3か月では治療は不可能と告げられる。しかし、滞在延長を申請しようとした矢先、本国から「明日帰国するよう」と命令が下り……。

【感想】
ヤン・ヨンヒ監督の3作目にして始めてのフィクション作品。
“ディア・ピョンヤン”は正直言って長過ぎて疲れた。
試写後にイベントがあったけどパスして帰ってしまった。

“愛しきソナ”はレアな試写会が当たった。
それなのに大震災で中止!
結局観ずに終わった。

相性がいいんだか悪いんだかよくわからない監督。(笑)

というわけで、かなり楽しみにして観に出かけた。
で、結論から言って、良かったと思います。
ドキュメンタリーより独自ストーリーを紡ぎ出した方が良い。
次もぜひフィクション作品お願いします!
ちょっと話に出た脱北者の映画がいいんじゃないかな。
いずれにせよドキュメンタリーはもう卒業。

舞台挨拶で監督は自分のことを
「グルメと恋愛にしか興味のないノンポリ」
な~んて言ってたけどほんとかね?
頭の中に色々な考えが詰まっていそう。
それを表現するには映画はうってつけの手段だろう。

印象に残ったヤン・ヨンヒ監督の発言をふたつ紹介。

①「家族について映画を作ると(家族に会えなくなって)家族との距離が開いてしまう。」
パラドックスだねえ(笑)
ぜひぜひ、さらに家族をテーマに映画作って問題提起してください。

②「日本が自由だとは思わない。ただ日本は自由になろうとあがく自由がある。」
この映画を観ると監督のこんな発言の理由の一端を知ることができる。
多くの人は「日本は自由だ」とノーテンキに信じてる。
私もこの映画を観た時は、「日本は自由だろ!」と思った。
もちろん北朝鮮にくらべれば日本ははるかに自由。
比較の対象が悪すぎる。
少なくとも、試写会でこんな映画を観られるのはかなり特権的な自由な人々だと思う。(笑)
その後入院して不自由になり、のんびり映画を観られる幸せを感じている今日この頃である。

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この記事へのコメント

rose_chocolat
2012年08月14日 06:14
先日はどうもです。やっと書いた。
やっぱりこういう作品は書くことをすごい考えるよね。
最近★2の作品ばかり日記に書いていたので、ひさしぶりにこういう骨のある映画の感想だったから(苦笑)
これは邦画ってところがポイントだよなと思います。
まっつぁんこ
2012年08月14日 08:12
rose_chocolatさん
遅筆ですね。(笑)
★2の作品とは別の意味で書くのに時間がかかったのね。私の記事アップが遅れた理由は入院のみ。入院して考える時間はたくさんあったのにろくなこと書いてないけど。ツベコベ書くような映画でもない気もする。あまり多くの人が観に行ってるとも思えないところは残念。

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