キャロル
キャロル@ユーロライブ

(C) NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
英題:CAROL
製作年:2015年
製作国:イギリス/アメリカ
日本公開: 2016年2月11日
上映時間: 1時間58分
配給: ファントム・フィルム
監督: トッド・ヘインズ
キャスト
キャロル・エアード☆ケイト・ブランシェット
テレーズ・ベリベット☆ルーニー・マーラ
ハージ・エアード☆カイル・チャンドラー
リチャード・セムコ☆ジェイク・レイシー
アビー・ゲーハード☆サラ・ポールソン
他
【ストーリー】
1952年のニューヨーク。デパートでアルバイトをするテレーズ(ルーニー・マーラ)は、娘へのプレゼントを探すキャロル(ケイト・ブランシェット)に応対する。優雅で気品に満ちた美しさを誇るも、謎めいたムードもある彼女に魅了されたテレーズ。彼女にクリスマスカードを送ったのを契機に、二人は会っては話をする仲になる。娘の親権をめぐって離婚訴訟中の夫と争うキャロルと恋人からの求婚に思い悩むテレーズ。そんな中、彼女たちは旅行に出掛けるが……。
【感想】
内容知らずに観たのでぶっとんだ。
まさかこんな○○の映画だとは思わなかったので。
2月28日開催予定の第88回アカデミー賞において、ケイト・ブランシェットが主演女優賞、ルーニー・マーラが助演女優賞にそれぞれノミネートされている。
ところが、『キャロル』は作品賞および監督賞にはノミネートされなかった。
それはLGBTへの差別だと物議を醸している。
アカデミー賞の投票権を持つ人間の76%を占める男性会員には男性を求めない女性の心情が理解できなかったのだという。
(原作者のパトリシア・ハイスミスも監督のトッド・ヘインズ もLGBTだそうだ。)
たしかに、この映画は男性が感情移入するのは難しい。
というか不可能に近いのではないか・・・
そういう不利な点をさしひいてみる必要がある。
映画のテーマはLGBTであることはすでに述べた。
そして、舞台は1950年代のニューヨーク。
現代のアカデミー賞でも偏見・差別があるのに50年も前ならなおさらだろう。
当時を偲ばせる街路や車、家の内装などがセピア色の映像で雰囲気を盛り上げる。
ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの細やかな演技はみどころたっぷり。
傷心のケイトはルーニーと共に当てのない旅に出る。
ロードでだんだん緊張感が高まりついに御開帳となる。
そして、あっと驚く展開から物語がはじける。
うまくできてるじゃん!
感情移入はまったくできなかったけど、やっぱり見どころの多い作品だった。
アカデミーノミネート落選当然と考える男性諸氏以外には自信をもっておすすめできる。

(C) NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
英題:CAROL
製作年:2015年
製作国:イギリス/アメリカ
日本公開: 2016年2月11日
上映時間: 1時間58分
配給: ファントム・フィルム
監督: トッド・ヘインズ
キャスト
キャロル・エアード☆ケイト・ブランシェット
テレーズ・ベリベット☆ルーニー・マーラ
ハージ・エアード☆カイル・チャンドラー
リチャード・セムコ☆ジェイク・レイシー
アビー・ゲーハード☆サラ・ポールソン
他
【ストーリー】
1952年のニューヨーク。デパートでアルバイトをするテレーズ(ルーニー・マーラ)は、娘へのプレゼントを探すキャロル(ケイト・ブランシェット)に応対する。優雅で気品に満ちた美しさを誇るも、謎めいたムードもある彼女に魅了されたテレーズ。彼女にクリスマスカードを送ったのを契機に、二人は会っては話をする仲になる。娘の親権をめぐって離婚訴訟中の夫と争うキャロルと恋人からの求婚に思い悩むテレーズ。そんな中、彼女たちは旅行に出掛けるが……。
【感想】
内容知らずに観たのでぶっとんだ。
まさかこんな○○の映画だとは思わなかったので。
2月28日開催予定の第88回アカデミー賞において、ケイト・ブランシェットが主演女優賞、ルーニー・マーラが助演女優賞にそれぞれノミネートされている。
ところが、『キャロル』は作品賞および監督賞にはノミネートされなかった。
それはLGBTへの差別だと物議を醸している。
アカデミー賞の投票権を持つ人間の76%を占める男性会員には男性を求めない女性の心情が理解できなかったのだという。
(原作者のパトリシア・ハイスミスも監督のトッド・ヘインズ もLGBTだそうだ。)
たしかに、この映画は男性が感情移入するのは難しい。
というか不可能に近いのではないか・・・
そういう不利な点をさしひいてみる必要がある。
映画のテーマはLGBTであることはすでに述べた。
そして、舞台は1950年代のニューヨーク。
現代のアカデミー賞でも偏見・差別があるのに50年も前ならなおさらだろう。
当時を偲ばせる街路や車、家の内装などがセピア色の映像で雰囲気を盛り上げる。
ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの細やかな演技はみどころたっぷり。
傷心のケイトはルーニーと共に当てのない旅に出る。
ロードでだんだん緊張感が高まりついに御開帳となる。
そして、あっと驚く展開から物語がはじける。
うまくできてるじゃん!
感情移入はまったくできなかったけど、やっぱり見どころの多い作品だった。
アカデミーノミネート落選当然と考える男性諸氏以外には自信をもっておすすめできる。
この記事へのコメント
これで泣くとはさすが。
わたしゃ0%を確認しました
知らんかったわー。
わたしは泣かなかったな・・・ 良くできてるとは思ったけど。
わたしがみたのは別日です。
このところcocoさんとは縁がありません。
ノラさん泣いてroseさんは泣かないとは・・・
(以下自粛w)
本作については、それほどテーマとしてLGBTを強く意識させられずに、単に二人の人間の恋愛物語というように受け止めることができて、そうなれば、物語としてとても「うまくできてるじゃん!」と思えたところです。
おっしゃるとおりですね(^^)♪
かめレスすみません。