奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ@ニッショーホール
画像
(C) 2014 LOMA NASHA FILMS - VENDREDI FILM - TF1 DROITS AUDIOVISUELS - UGC IMAGES -FRANCE 2 CINEMA - ORANGE STUDIO
原題: Les heritiers
製作年:2014年
製作国:フランス
日本公開:2016年8月6日 (YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町、角川シネマ新宿ほか)
上映時間:1時間45分 配給:シンカ

監督・脚本・製作: マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール

キャスト
アンヌ・ゲゲン☆アリアンヌ・アスカリッド
マリック☆アーメド・ドラメ
メラニー☆ノエミ・メルラン
イヴェット☆ジュヌヴィエーヴ・ムニシュ
マックス☆ステファン・バック


【ストーリー】
歴史教師アンヌ(アリアンヌ・アスカリッド)は、新学期から貧困層が多く通うパリ郊外のレオン・ブルム高校にやってくる。多様な人種から成る生徒たちを集めた落ちこぼれ学級を担当することになった彼女は、全国歴史コンクールへの参加を生徒たちに提案。当初彼らは「アウシュヴィッツ」という難題を拒否するが、強制収容所の生存者が授業に招かれ……。

【感想】
上映前に井筒和幸監督によるトークショーがあった。
彼の意見に全面的に賛成。この映画はぜひとも若者に見て欲しい。
いまさら年寄が観て初めて事実を知ったとしてもなんの足しにもならない(?)
感受性の豊かな若いうちに色々なことを知り、勉強して活かしていかないといけない。
井筒監督は映画祭に招待されてワルシャワに行ったのだそうだ。
安倍首相夫人の昭江さんと会い、「夫は首相やめたら映画を撮りたいと言っている」とかいうバカ話はさておき、主催者の招待でアウシュビッツを見学した。
ワルシャワから特急でクラクフという街にいき、そこからさらに電車を乗り換えるのだそうだ。
クラクフとワルシャワの距離は東京と名古屋くらい。
特急で2時間半。クラクフはポーランドの古都でナチスの本部があったためきれいに残った。
アウシュビッツはドイツ語読みで本当はオシフィエンチムという。
われわれはそんなことさえも知らないのである。
貨車で到着したユダヤ人とロマは選別される。
こども、女性、老人はまっさきにガス室送り。
その他は本映画上映会場のニッショーホールより少し小さいくらいの宿舎に押し込められる。
宿舎の中には三段の棚が何列も並べられ一棟に千人収容。
シャワー室と称するガス室はその存在だけで心を冷え冷えとさせるものがある。
欧州各地からの見学者は言葉もなくそのたたずまいに圧倒されるのだそうだ。
井筒監督は、関西弁が聞こえてくるのではないかと日本人の姿を探したが皆無。
ライン下りや城めぐりで忙しいのであろう。
また、老人が訪れて何かを感じたとしても発展性に欠ける(笑)
やはり若いうちに圧倒的な世界文化遺産を観て感じてその後の人生に活かすべき。

で、映画の舞台はフランスである。
貧困地区にある学校で教鞭をとるゲゲン先生の実話ベース。
崩壊クラスの立て直しのため、ホロコースト研究コンクールへの出場を提案。
その過程でばらばらだったクラスが炎上しぶつかりあい切磋琢磨して成長する姿を描く。
ホロコーストの生き残りレオン・ズィゲルをよんで話を聞く場面は必見。
体験者の肉声はなにものにも変えがたい力がある。
この部分だけでも十分みるに値する。
神様についての生徒の質問にズィゲルが「わたしは無神論者だ。」と答えるくだりはさもありなんと思った。
この世の生き地獄をみた人ならでは。
他にもいろいろ見どころはあるが、とにかく若者にみて欲しいものだ。
試写会もこんな一般試写会はやらずに先生や学生限定イベントで開催すべき。
そして、夏休みの宿題にする。
映画の半券をA4の紙にはりつけ、ひとことふたことでいいから考えたことを書かせる。
エンドロールでそんなことを考えていたら、年配者がどかどかと帰って行って興ざめだった(笑)


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この記事へのコメント

yutarou
2016年07月27日 13:45
井筒監督の話はそういう内容だったんですね!
爆睡してましたw
おかげで本編は起きてましたが(笑)
まっつぁんこ
2016年07月31日 16:37
yutarouさん
メモしてないからあやふやな記憶でごく一部のみ記載しました

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