彼が愛したケーキ職人@ブロードメディアスタジオ試写室 (C) All rights reserved to Laila Films Ltd.2017 英題:THE CAKEMAKER 製作年:2017年 製作国:イスラエル/ドイツ 日本公開:2018年12月1日 上映時間:1時間47分 配給:エスパース・サロウ 脚本・監督・共同プロデューサー☆オフィル・ラウル・グレイザー キャスト トーマス☆ティム・カルコフ アナト☆サラ・アドラー オーレン☆ロイ・ミラー モティ☆ゾハール・シュトラウス ハンナ☆サンドラ・シャーディー イタイ☆タミル・ベン・イェフダ アヴラム☆エリエゼル・シムオン ダナ☆タゲル・エリアフ 【あらすじ】 カフェでケーキ職人として働くトーマス(ティム・カルコフ)は、イスラエルから出張でベルリンを訪れる常連客のオーレン(ロイ・ミラー)と恋に落ちる。オーレンには妻と子供がいて、彼が仕事でベルリンにいる短い期間だけが彼らの時間だった。だが、ひと月後の逢瀬の約束をしてエルサレムの自宅に戻ったオーレンと連絡が取れなくなる。 【感想】 最近多いLGBT映画。 今年では「BPM ビート・パー・ミニット」「君の名前で僕を呼んで」は観た。 正直言ってあまり好きなジャンルではない。 ♂と♀と言ったって、0か1ではなく連続的なものだ。 生物の基本形は♀。発生の段階でホルモンが機能して♂が分化する。 LGBTの人が昔から一定居るのは体験的にわかる。 俺は中高6年男子高だったので、授業中に「さぶ」というホモ雑誌がまわってきたことがある。 キタネエとすぐに他の人にまわしてしまった(^^)/ 頭では理解ができ否定はしないが、生理的にはうけつけない。 差別はしないが自分とは縁遠いものである。 富士通の子会社の人と飲んだ時にゲイの人がいて秋波を送られたこともある。 きっぱりとノンケですからと言った。 別に個性だから他人に迷惑さえかけなければいい。 というわけでこの映画である。 トーマスとオーレンがなぜ互いの性向に気が付いて恋に落ちたのか? そのあたりが描かれることはない。 ある時、1か月半後の再会を約してエルサレムに戻ったオーレンからの連絡が途絶える。 なんど連絡を試みてもダメ。 トーマスはオーレンの会社を訪ね、オーレンが事故死したことを知らされる。 ここまでは前段だ。 その後、トーマスはエルサレムに行くのである。 オーレンに聞かされていた、奥さんとこどもアナトとイタイに会いに行く。 この心境がいかなるものなのか? 愛した人に少しでも近づきたいということだろうか? そして、まんまとアナトの店を手伝うことになる。 全部ねたばれ書くとつまらないので、この後の展開は書かない。 ある程度は予想通り、ある程度意外、そんなところではないか? 「君の名前で僕を呼んで」のような王道作品とはちょっとちがう。 あまり日本の観客にうけるとは思えないのであまり期待しないで観て欲しい。 いろいろ考えさせられる含蓄のある作品だと思います。 |
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彼が愛したケーキ職人
ドイツ・ベルリンでカフェを営むケーキ職人の青年トーマスは、出張時に店を利用するイスラエル人男性オーレンと愛し合うようになった。 オーレンが死亡したことを知りイスラエルを訪れたトーマスは、オーレンの妻アナトがエルサレムで営むカフェで働くことに。 事情を知らないアナトと息子は、トーマスと仲良くなっていく…。 ヒューマンドラマ。 ...続きを見る |
象のロケット 2018/11/30 22:11 |
「彼が愛したケーキ職人」
愛とは…。染み渡る切なさ。切な過ぎる。それは判っている。悪いのは全て、2つの愛の間を行き来して、死んでしまった男なのだと。いつもの調子の私なら、生きている者に悔恨だけ残して死んでしまったその男が全面的に悪いのだから、なんだかねー、などと言い、鼻白んでいたかもしれない。所詮は振り回されていただけじゃん、いい加減見限れよ、とかなんとか。だが、本作は…本作は何故か心に染み込んで仕方がない。セリフが極力抑えられていたのも…というより、ドイツ人とイスラエル人との関係なので、基本互いに拙い英語でコミュニケー... ...続きを見る |
ここなつ映画レビュー 2019/01/05 15:51 |
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