偽義経冥界歌 @金沢歌劇座

劇団☆新感線39興行・春公演 いのうえ歌舞伎 偽義経冥界歌@金沢歌劇座

2019年は3年ぶりの劇団本公演、旗揚げ39周年にあたる“サンキュー興行”を敢行!
というわけで劇団 新感線のひさびさの新作を観に金沢に出かけた。
金沢公演4月6日(土)の夜公演に行ってきた。
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公演日程
大阪公演 2019年3月8日(金)~21日(木・祝)フェスティバルホール
金沢公演 2019年4月2日(火)~7日(日)金沢歌劇座
松本公演 2019年4月18日(木)~21日(日)まつもと市民芸術館
東京公演 2020年2月予定 TBS赤坂ACTシアター
福岡公演 2020年4月予定 博多座

チケット
S席 13,800円 A席 11,000円 
【作】中島かずき
【演出】いのうえひでのり
【出演】
源九郎義経・奥華玄久郎国衡/生田斗真
黄泉津の方/りょう
静歌/藤原さくら
奥華次郎泰衡/中山優馬
武蔵坊弁慶/橋本じゅん
常陸坊海尊/山内圭哉
奥華秀衡/橋本さとし
遮那王牛若/早乙女友貴
源頼朝/粟根まこと

右近健一 河野まさと 逆木圭一郎 
村木よし子 インディ高橋 礒野慎吾 
吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ

新谷真弓 村木 仁 川原正嗣 武田浩二

【あらすじ】
日の本の国が、源氏と平氏の勢力で二分されていた時代。

<源頼朝(みなもとのよりとも)/粟根まこと>が鎌倉を拠点に力を蓄えていた一方で、国の北方、“みちのく”と呼ばれる奥州はどちらにも属さず独立自治を貫いていた。奥州をまとめていたのは奥華(おうが)一族。その都である奥泉は“黄金の都”と噂されており、また奥華の民は死者を木乃伊(ミイラ)にする風習があるため奥泉のはずれにある洞窟には先祖代々の木乃伊が眠っている。

その地元のものが聖なる場所として崇める洞窟で、ある若侍が暴挙を行った。彼の名は<遮那王牛若(しゃなおううしわか)/早乙女友貴>、頼朝の義理の弟で平氏の追っ手から逃れるために奥華によりかくまわれていたのだ。お目付け役の僧<常陸坊海尊(ひたちぼうかいそん)/山内圭哉>と<奥華次郎泰衡(おうがのじろうやすひら)/中山優馬>の制止を無視して死者を冒涜、とうとう次郎と斬り合いになる。そこに割って入った次郎の兄<奥華玄久郎国衡(おうがのげんくろうくにひら)/生田斗真>だったが、はずみで牛若を死なせてしまう。僧兵に追われ逃げる玄久郎の前に立ちはだかったのが<武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)/橋本じゅん/三宅弘城>。玄久郎を錫杖で打ち据えると、奥華の屋敷へ連れていく。

屋敷では奥華の当主<奥華秀衡(おうがのひでひら)/橋本さとし>が待っていた。次郎をかばうためとはいえ頼朝の挙兵直前だったこともあり、牛若を殺したのは大問題だと頭を抱える一同。だが「牛若はそこにいる!」と玄久郎を指さす弁慶。弁慶や海尊ら僧たちが口裏を合わせ、さらに奥華の金塊を軍資金として差し出せば、義兄の頼朝は騙せると踏んだのだ。あまり深く考えず、その提案を受け入れる玄久郎は、ここで元服もし、以降は<源九郎義経(みなもとのくろうよしつね)>を名乗ることとなる。

そうして義経らが頼朝を丸めこみに行っている間、奥泉では先祖代々の木乃伊が並ぶ洞窟内で巫女たちが歌い踊り、酒宴が行われていた。そこで、秀衡の妻にして次郎の母でもある巫女長(みこおさ)の<黄泉津(よもつ)の方/りょう>は、次郎が正当な後継ぎであると主張。その企て通りに、次郎に秀衡を殺させる。

そんなことは露知らず義経は進軍を続けていたが、壇之浦にてさらに戦いは激化。その海辺にひとりの若い女性が現れる。<静歌(しずか)/藤原さくら>という大陸渡りの歌うたいで、ギターに似た楽器“六絃(ろくしん)”を操り滅んでいく平氏の兵のために哀悼の歌をうたっているのだった。すっかり心を奪われてしまった義経に乞われて死者を冥界に送る歌を静歌がうたうと、そこに血まみれの秀衡が現れ「妻と弟に諮られ、実の息子に手を下された」と語り、「仇をとって父の無念を晴らしてくれ」と義経に訴える。この不可思議な現象は、静歌の歌に秘密があると睨んだ義経は彼女を連れて奥華へ向かうことにするが……。

偽りの身分を盾にしつつ、常にポジティブシンキングと機転とで数々の苦難を軽々と乗り越えていく義経。その目に映るのは日の本の天下の光か、はたまた冥界に広がる闇か…?

【感想】
大阪公演、金沢公演、松本公演は終わり次は来年の東京公演まで待たないと観られない。
また来年の公演に橋本じゅんは出演しない。
というわけで金沢まで出かけたわけだが、その甲斐があった。

劇の冒頭は、早乙女友貴が演じる牛若丸の傍若無人なふるまいの場面である。
従来の善玉、源義経像をのっけからぶち壊してくれる。
そこに登場してくるのが生田斗真。
暴れん坊の奥華玄久郎国衡が牛若丸をぶっとばす。
と、あっさり牛若丸は絶命してしまうのである。

いったいどうするんだ?

というわけで奇想天外なストーリーが展開するわけである。

メタルマクベスでもやもやさせられた気分をすっとさせる快作。
来年また赤坂ACTで観たいと思わされた。

第一幕は18時開始で19時半まで
休憩25分をはさんで終演は21時33分だった。
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パンフレットは2000円
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