泣くな赤鬼
泣くな赤鬼@ユナイテッドシネマ豊洲
(C) 2019「泣くな赤鬼」製作委員会
製作年:2019年
製作国:日本
日本公開:2019年6月14日
上映時間:1時間51分
配給:KADOKAWA
原作☆重松清
監督・脚本☆兼重淳
キャスト
小渕隆☆堤真一
斎藤智之☆柳楽優弥
斎藤雪乃☆川栄李奈
和田圭吾☆竜星涼
斎藤智之(高校生)☆堀家一希
和田圭吾(高校生)☆武藤潤
小渕佐知佐藤玲
斎藤智美☆キムラ緑子
小渕陽子☆麻生祐未
【あらすじ】
城南工業野球部の監督を務め、鬼のように厳しい指導と陽に焼けた赤い顔から赤鬼先生の異名を持つ小渕隆(堤真一)は、甲子園出場目前まで部を導くが、惜しくもかなわなかった。それから10年、小渕は50代になり野球への情熱も衰えていた。ある日病院を訪れた彼は、教え子だった斎藤智之(柳楽優弥)と再会する。そこで、野球のセンスに恵まれながらも高校を中退した彼が結婚し家庭を築いている一方、末期ガンで余命半年だと知る。
【感想】
はっきり言ってあまり出来が良くない。
たぶんそれは原作のせいでもある。
偶然にしても話が都合よすぎる。
病院で10年前の教え子と遭遇なんかしない。
遭遇したとしても、ちょっと昔話をしておしまい。
しかもその教え子がよりによって末期ガンとは。
話を都合よくひろげすぎなのである。
気に入らないのはそれだけではない。
昔話のパートで、元気の良い新入生斎藤智之が野球部に入部。
紅白戦だか練習試合だかでバッターボックスにはいった智之に赤鬼が出したサインはバント。
智之はサインを無視して強打し長打を放つ。
赤鬼は即座に智之を交代させる。
こういうの大嫌い。
それから赤鬼の智之に対する教育的指導が強化される。
まずは智之の守るサードの対抗馬として和田圭吾をフィーチャー。
へたくそな和田をレギュラーにとりたて智之は補欠。
実力よりも協調性?が重視されたメンバー選定。
たしかに和田は智之より努力しているかもしれない。
が、根本的に考え方が日本全体まちがってる(笑)
その結果智之は野球部を退部。
高校も辞めてしまう。
県大会の決勝で和田はタイムリーエラー。
全員にとってもっとも悪い結果につながる。
それは当然だ。
こんな指導が堂々とまかり通るのは世界広しといえど日本だけ。
世界に出ればまったく戦えない。
サッカーみればよくわかる。
もっとのびのび創造性をはたらかせてプレイする必要がある。
食い物なくても武器なくても力をあわせ精神力でなんとかしろと言われて戦った太平洋戦争みたいでいやになった(笑)
(C) 2019「泣くな赤鬼」製作委員会
製作年:2019年
製作国:日本
日本公開:2019年6月14日
上映時間:1時間51分
配給:KADOKAWA
原作☆重松清
監督・脚本☆兼重淳
キャスト
小渕隆☆堤真一
斎藤智之☆柳楽優弥
斎藤雪乃☆川栄李奈
和田圭吾☆竜星涼
斎藤智之(高校生)☆堀家一希
和田圭吾(高校生)☆武藤潤
小渕佐知佐藤玲
斎藤智美☆キムラ緑子
小渕陽子☆麻生祐未
【あらすじ】
城南工業野球部の監督を務め、鬼のように厳しい指導と陽に焼けた赤い顔から赤鬼先生の異名を持つ小渕隆(堤真一)は、甲子園出場目前まで部を導くが、惜しくもかなわなかった。それから10年、小渕は50代になり野球への情熱も衰えていた。ある日病院を訪れた彼は、教え子だった斎藤智之(柳楽優弥)と再会する。そこで、野球のセンスに恵まれながらも高校を中退した彼が結婚し家庭を築いている一方、末期ガンで余命半年だと知る。
【感想】
はっきり言ってあまり出来が良くない。
たぶんそれは原作のせいでもある。
偶然にしても話が都合よすぎる。
病院で10年前の教え子と遭遇なんかしない。
遭遇したとしても、ちょっと昔話をしておしまい。
しかもその教え子がよりによって末期ガンとは。
話を都合よくひろげすぎなのである。
気に入らないのはそれだけではない。
昔話のパートで、元気の良い新入生斎藤智之が野球部に入部。
紅白戦だか練習試合だかでバッターボックスにはいった智之に赤鬼が出したサインはバント。
智之はサインを無視して強打し長打を放つ。
赤鬼は即座に智之を交代させる。
こういうの大嫌い。
それから赤鬼の智之に対する教育的指導が強化される。
まずは智之の守るサードの対抗馬として和田圭吾をフィーチャー。
へたくそな和田をレギュラーにとりたて智之は補欠。
実力よりも協調性?が重視されたメンバー選定。
たしかに和田は智之より努力しているかもしれない。
が、根本的に考え方が日本全体まちがってる(笑)
その結果智之は野球部を退部。
高校も辞めてしまう。
県大会の決勝で和田はタイムリーエラー。
全員にとってもっとも悪い結果につながる。
それは当然だ。
こんな指導が堂々とまかり通るのは世界広しといえど日本だけ。
世界に出ればまったく戦えない。
サッカーみればよくわかる。
もっとのびのび創造性をはたらかせてプレイする必要がある。
食い物なくても武器なくても力をあわせ精神力でなんとかしろと言われて戦った太平洋戦争みたいでいやになった(笑)
この記事へのコメント
引立て役にされる子は可愛そうですがね。
指示に背いて凡打したなら交代も納得。結果監督指示が悪かっただけなのに面子守ろうとしてはダメ。トータルの力は弱くなる。みんなで不幸せを山分けするのはやめよう(^^)/
昔の懐かしいスポ根ものっぽかったですね。
これから甲子園を目指してがんばっていこうとする中高生が見るのにちょうど良い感じでした。
おとなのコメントありがとうございます
わたしは部活大嫌いで参加したことない。そういう人物の偏向感想です(笑)
確かに、厳しすぎる部活動に付いていくのは、生徒からして大変だし、教員の側も、スパルタをやっていて何が楽しいのか、と。
自治がある程度ある事も、こうした旧体制から独立して、チームが自信を持って、再生出来る為には必要なんじゃないでしょうか。戦時の、戦犯探しではありませんが、スパルタは教員の為のやり方で、生徒らが仲良くなりにくいと思いますので、生徒間の和は、完全に無視していますよね。
何歳になっても、選手と指導者の上下関係はあると思います。自由な大学生でも、圧力に屈してしまうわけですから。むしろ、退学してからのゴルゴの家族を持てた人生というのは、新天地を見つけて充実していたんじゃないか、と思います。
コメントありがとうございます。
スポーツでも何でも、自主性が乏しいところが日本の弱点ですね。
もっとのびのび戦ってその中で優勝劣敗が決まっていく。
その方が世界標準に近いと思うし、取り組み方が最後の勝敗に影響する。
日本選手がなんとなく勝負弱いのはそのあたりにも理由がある気がします。
BIGLOBEさんはトラックバックを受け付けなくなったようですね。少しの間ブログの公トンをサボっていたらすっかり情報が遅れてしまいました…。コメントで失礼致します。
まっつぁんこさんがお嫌いな小渕先生の指導ですが、彼なりの目的があったのだと思います。でもその目的は選手にきちんと伝えなければ、ですけどね。
そして小渕先生ですが、彼自身も昔は家庭を犠牲にしてまでも部活動の監督を務めていたのかと思うと…実際にダメダメなのは、全権を一教職員に委ねてしまう公立高校の部活動の深部なのだと思いました。
コメントありがとうございます。
語りだすときりがないのですが・・・(笑)
スポーツは基本的に個の力なのでもっと自主性持たせた方が良いとは思います。ほぼ100%の人が負けるわけで(笑)旧来の根性精神力を強調する一方的指導は時代遅れ。大船渡の選手起用への張本の意見が代表的ですが、消えてなくなれと思います。