ドヴラートフ レニングラードの作家たち

ドヴラートフ レニングラードの作家たち@ユーロライブ
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制作年:2018年
製作国:ロシア
日本公開:2020年6月20日
上映時間:2時間6分
配給・提供:太秦

監督☆アレクセイ・ゲルマン・Jr

キャスト
セルゲイ・ドヴラートフ☆ミラン・マリッチ
ダヴィッド☆ダニーラ・コズロフスキー
若手女優の旧友☆スヴェトラーナ・コドチェンコワ
文芸雑誌の編集者☆エレナ・リャドワ
エレーナ☆ヘレナ・スエツカヤ
ヨシフ・ブロツキー☆アルトゥール・ベスチャスヌイ
アントン☆アントン・シャギン

【あらすじ】
1971年のレニングラード。作家のセルゲイ・ドヴラートフ(ミラン・マリッチ)は、前衛的な芸術を弾圧するソ連政府の統制により、思い通りの作品が発表できなかった。ジャーナリストとして生計を立てながら、詩人のヨシフ・ブロツキー(アルトゥール・ベスチャスヌイ)と作品発表の機会をうかがっていたが、すべてを捨てて、芸術家の仲間たちと共にアメリカに亡命する。

【感想】
6月17日(水)3ヶ月20日ぶりの試写イベントで渋谷のユーロライブに行った😄
演しものは、ドヴラートフ レニングラードの作家たち。
マスク着用、検温、行列避けるため整理券配布、席は半分で一席開けて座れとの事。
これからは以前のような多数を集めた試写会は開催できそうにない。
元々宣伝効果あるか分からないイベントだから縮小はやむをえまい。
上映前に配給会社の太秦の人が挨拶。公開日が3回ものびてようやく公開にこぎつけた。ぜひ楽しんで拡散してくださいとのこと。
上映開始後1時間43分近辺で映写トラブル。中断5分ののち5分くらい巻き戻して上映再開。同じところでまた映写トラブル(笑)
ドヴラートフが半分夢破れ徴兵された時の赴任地を訪れているシーンで中断となった。
2回目の上映再開は、映写トラブルシーンをスキップ。友人の紹介で知り合った有力者の泌尿科医と港のようなところで話をしているところからスタート。
わたしもずいぶん試写会に参加しているがこんなことは初めて。
たぶん上映用のメディアが壊れていたのだろう。試写会でよかった。
終映後に太秦の人が出てきて、リスクがあるのに来ていただいてこんなことになって申し訳ない。公開時には万全を期していきますのでよろしくお願いします。
だれも文句を言う人はおらず、拍手が起きていた。
で、肝心の映画だが難解である。ぴあの初日満足度調査は70点とかで下位に沈むだろう。
かといって映画が悪いわけではない。
1970年代の初頭のソヴィエト連邦が舞台である。
東西冷戦の真っ最中だ。
そんな中で、日本🗾ではまったく知名度のない、ドヴラートフやブロツキーの姿を描く。
体制に迎合するような作品のみ認められ、そうでない作品が日の目を見ることはない。
結局ふたりとも西側に亡命することになるがそれはテロップで流されるだけだ。
ドヴラートフの作品が祖国で読めるようになるのは40年後。
そして彼はロシアでもっとも人気のある20世紀の作家となるわけだが、死後のことである。
彼の作品は日本ではほとんど読まれていないだろう。訳本は2冊しかでていない。
もし読もうと思ったら、ロシア語は厳しいので英語で読むしかなかろう(^^)/
日本の出版事情は厳しいとはいえ、あまりにもドメスティックすぎる。
どんどん日本が知性的に後退していくわけである。
ブロツキーは1987年にノーベル賞を受賞しているが、こちらも日本ではほとんど出版されていない。そもそも詩集の出版自体が少ないと考えられる。
とはいっても、ノーベル文学賞の受賞者は詩人が多いのが実態。
グローバルにみると詩は日本では考えられないくらい人気ジャンルなのだと思う。
この映画のテクニカルタームとしては、ショーロホフとかナボコフとか他にも色々あったと思う。
つまらない日本の流行小説ばかりではなく、もっと広く世界の重厚な文学作品にふれる機会がもっとあればいいのにと思った。
逆にいえばほとんどの人と縁遠く興味のない人や分野が対象の映画なので、前述したようにぴあの初日満足度調査みたいなのは下位に沈むだろうと思ったのである。

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