詰将棋とは? @所司一門将棋センター青砥店サヨナラ会

7月24日(金)に『所司一門将棋センター青砥店サヨナラ会』に行ってきました。
宮田敦史七段のトークショー『詰将棋とは?』に指導対局付きで4千円は割安。
指導棋士は所司先生宮田先生石井先生と熊谷俊紀先生鈴木シャウト先生の中から抽選とのことでした。

ぎりぎりの13時29分に到着。受付で指導棋士は宮田先生と告げられて、それだけで大儲けの気分でした。
宮田先生は休憩時間に中川沿いを散歩していて遅刻していました😆
今まで色々なイベントに参加しましたが、今回みたいなのは初体験。
来ていたのはほとんどが小学生で勝手がちがいました。調子狂うなぁといったところです。
付き添いのお母さんも多数来られていました。
もっと詰将棋関係者が来ているかと思ったけど、知り合いは表紙担当の田口さんだけ。
もっと多くのかたに参加して欲しかったところです。

宮田先生のトークは、鈴木シャウト席主のインタビュー形式で進行。
(鈴木席主ではなく田中誠指導棋士四段でしたー😆田口さんに教えてもらいました)
「なんでスーパー敦史くんと呼ばれるようになったのですか?」
2001年の解答選手権に出場した時に鈴木大介八段にスーパー敦史くんと呼ばれたのが最初。
(解答選手権は2004年からなので宮田先生の記憶違いか。同田口さん情報)
その後プロになって大介さんとの将棋の自戦記を将世に書いた時にスーパー敦史くんと書いたのがきっかけになったようです。
(ふーん知らなかった)
「将棋始めたきっかけは?」
野球が好きだったんですが足を怪我して学校に行けなくなった。松葉杖ついて図書館にいって本をみたのがきっかけ。
「詰将棋の魅力は?」
実戦と違って必ず答えがある。
「実戦との違いは?」
実戦は作文。詰将棋は答えの決まったテスト。
「初めて解いた詰将棋は?」
覚えていません。
「詰将棋を解くようになったきっかけは?」
いつの間にか解くようになっていた。小学生のころ詰パラ解いていた。
(さすがにはやい)
「自分より解くのが速い人は何人いますか?」
たとえば聡太くんは解答選手権五連覇。速い。
「他の先生では?」
斎藤慎太郎八段や船江さん。
「解答選手権に出ていない先生では?」
すぐには出てきません。
「谷川先生と羽生先生ではどちらが速いですか?」
ちょっとわからない。羽生先生は(解くところみたことなくて)未知。
「詰んでいるとき手が見えないことは?」
あります。
「詰まない時はどう考えを変えますか?」
ある程度考えて詰まない時は次に行く。
生徒からの質問で「玉を詰ますところまでいかないのですがどうすればいいですか?」
7手詰をいっぱい解くと、実戦でもそういう局面に持っていきやすくなります。
「実戦型と非実戦型の違いは?」
実戦型は(実戦で役に立つ)手筋がいっぱい。
非実戦型は作り込まれたマニアックなもの。
「どうやって詰将棋を作るんですか?」
面白い手筋から手順を考えて作る。新手筋はなかなか作れない。
「月に何題くらい作りますか?」
10題くらい。

このあたりから詰将棋についてのはなし。
まずは例題としてとりあげられた図。
宮田先生.JPG

これは容易。
元気の良い小学生が正解をこたえる。
次の例題が次図。
2020-09-07a.png

司会の田中さんが「解けた人は?」
駒余りにならない受けを考える問題で、小学生にはちょっと難しかった。
田口さんがオレの顔を見ていたが、答えは言いませんでした。
宮田先生が、3四角と出て2五香合。4六飛に2六桂と合するが2八玉で詰みと解説。

次は宮田先生の今年発刊された「詰みの条件」から。
練習問題1の、次図で詰まない持ち駒はどれか?
2020-08-04b.png

① 金
② 飛香
③ 角銀歩歩
④ 角銀桂歩

① は頭金で詰み。
② は飛車を4三飛と離して打つのが好手と宮田先生が解説。
④ はこの中では一番難しいが、指名された小学生がみごと正解を答えた。
1四角 3一玉 3二銀 2二玉 に3四桂と打つのが少しみえにくい好手と解説。

最後の例題は「詰みの条件」の掉尾エッセイでも語られている宮田先生の長編。
2020-08-04c.png

初手はもちろん6一龍。
受け方は移動捨て合をつぎつぎと繰り出して延命をはかる。
最後に角の移動捨て合が出て史上初の7種移動捨て合完成。
小学生たちに、このすごさの何分の一かでも伝わると良いのだが(笑)
(詳しくは「詰みの条件」や詰パラで確認してください)
ちなみに創作には9ヶ月かかったそうです。

宮田先生は次の本を執筆中で来年刊行予定。
難易度は「詰みの条件」と同じくらいで「終盤のメカニズム」よりはやさしいそうです。

またインタビューにもどって
「今までで一番難しかった作品は?」
2018年の解答選手権の第10問。相馬慎一さんの3名しか解けなかった作。
「今まで解いたなかで一番長手数の作品は?」
ミクロコスモスは解けなかった。昨年の田島さんの700手越え。
はっきり覚えてはいない。
「詰将棋はやったほうがいいですか?」
ムリに難しすぎるのはやらなくていい。
どうしても解けなかったら答みたほうが良い。
「他の趣味は?」
聖地めぐり。プチ旅行。
(何の聖地かききたかった)
という感じでトーク終了。指導対局にはいりました。

宮田先生は四面指し。オレ以外はこどもでした。
希望手合いを聞かれて“平手”と言った子がいて先生はトイレに行ってしまいました。
指導を受けるんだから!とオレもアドヴァイス。つきそい?の女性が2枚落ちにしなさいと言っていました(笑)
で、軽く将棋について。
いきなり15手目に7五歩と突かれました。
2020-07-24a.png

6七銀と上がって問題はないのですが、5八飛よりは6六歩から6七銀を先にすべきでしたかね。
以前6六歩と突かず5七銀と上がったら6四銀と上がられて6六銀と上がらざるをえなくなって冴えなかった。
それで改良しているつもりなんですが(笑)
勉強になります。
進行して45手目2四飛の局面。
2020-07-24b.png

普通は6五飛と取りそうなものですが、7六と と引かれるのが嫌だった。
7四歩 7二歩 7七桂 同桂成 5七角 3四飛 6四歩 同歩 同飛
と指したのですが暴発でした。
局後の宮田先生の感想も桂を取られるのが嫌だった。
7六と と引かれるのがいやだったと申し上げると、8四銀と逃げて8五飛をみる。
とのことでその通りだなと後で反省。
形作って2七銀まで81手で上手勝ち。
途中は良い局面もあったが、感覚の悪さが出てしまって残念。
中終盤の力が特に劣るのでプロに角落ちで勝つのは大変です。

上記の一部をFBに投稿したところ宮田先生から返信をいただいた。
以下抜粋。

「初めてスーパー敦史くんと呼ばれたのは?」について
2001年に他の奨励会員とVSをしていた時の感想戦の時。

「詰将棋を解くのが速いと思った人」
プロ棋士に限定しなければ、2014年の解答選手権の優勝者若島正さんが凄い。

「今まで解いた中で一番難しかった作品」
詰パラ2019年10月号大学院添川作かもしれない。
2018年の相馬慎一作は30分くらい?で解けたが添川作は何日も掛かった。

「今まで解いた中で一番長手数の作品」
調べた所、詰パラ2018年6月号やさしい大学院田島作833手のような気がします。

「聖地巡り」について
一般的に言われる聖地とは違う所かもしれないが、思い出の場所が多い。
大阪城ホール、名古屋港水族館、熱海城、大磯プリンスホテル、ラゾーナ川崎プラザ、よみうりランドなど。
大磯プリンスホテルには二回泊まった事がある。
今年の3月に、昔所司一門の将棋センターや道場があった北習志野、高根木戸、新八柱に久しぶりに行ったが、将棋センター、道場は全て無くなっていた。
2月には、昔三浦九段に将棋を教わっていた埼玉県北本市に行ったが、凄く懐かしかった。

ていねいな返信をいただいて嬉しかった。

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この記事へのコメント

さわやか風太郎
2020年09月06日 23:40
詰パラ小21。3四角に2六玉と寄られて詰みません。
▲3七歩はΔ3七歩かと思われます。
まっつぁんこ
2020年09月07日 08:53
さわやか風太郎さんコメントありがとうございます。
歩の向きではなく、飛車の位置が間違っていました。
4八飛⇒4七飛です。
図面の間違いはいけません。失礼しました。
さわやか風太郎
2020年09月07日 16:13
そうでしたね。寝床に入ってから図面が走馬灯のようにグルグルと。で、気がつきました。
お手数をお掛けしてしまいました。