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第80期順位戦B級1組3回戦屋敷伸之九段VS藤井聡太二冠




6月13日日曜日に指された第80期B級1組順位戦3回戦屋敷伸之九段vs藤井聡太二冠戦 はすごかった。
ハイライトはやはり終盤。
いくつか印象に残った手があり、一つ目は84手目の7五桂。
2021-06-14a.png

たしかにAIは7五桂を推奨するが以下本譜同様6三桂成と進行してきわどい局面になる。
5二銀と引けば先手からたいした手があるようには思えない。
敢えて危険な道に踏み込む7五桂はすごく印象に残った。
以下 6三桂成 6七桂不成 同金 6三金 7二角 6六桂 と進行。
印象に残った手その2、6六桂 が飛び出した。
2021-06-14b.png

7二角 の局面ではあの将棋を思い出した。
驚愕の 7七飛成 が出た石田直裕五段との竜王戦。
この局面になれば 6六桂 は思いつかない手ではない。
AIの推奨手でもあったが正確に正解手が繰り出されるのはすごい。
以下 同金 8七飛成 7八銀 8九金 6九玉 6六馬 同銀 と進行。
2021-06-14c.png

この局面は 6七銀 で終了にみえる。
が、AIの候補手に 6七銀 はなく藤井聡太二冠も違う手を指した。
6七銀 は何が悪いのか?
後手玉に詰みはなく、起死回生の一手があるようにもみえない。
3八飛 など受ける手もあるが 7九金 で無効にみえる。
諸賢の研究を待ちたい。

【追加研究】
6七銀には 3三歩成 とする。
同金は 同飛成 同玉 5一角 4二金 同角成 同玉 3四桂 5二玉 6三角成 同玉 5五桂 7三玉 6三金 8四玉 7三銀 9三玉 8四金 同龍 同銀成 同玉 7四金 同玉 7二飛 8三玉 7三金 8四玉 8二飛成 まで変化あるも詰み。
3三歩成 に 5一玉 は 5二銀 で詰み。
したがって 3三歩成 には 同桂 とするしかない。
3三歩成 同桂 以下 3四桂 5一玉 4二銀 6二玉 6三角成 同玉 7五桂 6二玉 5三銀成 7一玉 6二角 8一玉 の進行が予想される。
際どいが後手勝ちにはかわりないと思う。
と思ったがそこで 8二歩 があった。
同玉 は 7三金 以下手数は長いが詰み。
9二玉 は 8三金 からばらして 6七銀。
よって 8二同龍 と取るしかないがそこで 6七銀 と銀を取って先手の勝ち。
どうやら 6七銀 では逆転負けのようだ。
いつもの藤井聡太二冠逆転勝ちパターン。
こんな難しい終盤を正確に読み切っていてすごい。

以下 7九金 同玉 8八金 6八玉 7八龍 5七玉 4八銀 4六玉 7二龍 3三銀 同桂 同歩成 5一玉 4三桂 6一玉 8四桂 と進行。
2021-06-14d.png

後手玉に 7二桂成 同玉 8四桂 8二玉 8一飛 7三玉 8三金 7四玉 8五角 までのつめろがかかった。
が、この瞬間先手玉に詰みが発生。
本譜は 4五銀 同飛 同歩 3五玉 4四銀 2六玉 3五角 2七玉 2六飛 1八玉 2九飛成 同玉 7九龍 1八玉 2六桂 2七玉 3七銀成 と飛車切と捨て駒まじえて華麗に詰めあげた。
この詰み簡単ではない。
4五銀 同飛 同歩 に3六玉と逃げられたらどうするか?
3九飛 と打って 3七に合駒したら 同銀成 同桂 3五銀 で詰み。
4四銀 に 同玉 は 5四金 3四玉 3三金 同玉 3二飛 2三玉 2二歩 2四玉 3五角 で詰み。
最後の 3七銀成 が見えないと詰まないし実戦ではあまり見ない詰め手順。
一番最初の 5五桂 に 5二銀 と指しておけばこんな難しいきわどい一手違いの将棋にはならなかったと思う。
あえて踏み込む藤井聡太二冠の将棋の魅力が満載だった。
結局日曜日の深夜過ぎの決着まで対局を見届けることになりました。
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