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第92期棋聖戦五番勝負 第3局 渡辺明名人VS 藤井聡太棋聖




既報のとおり第92期棋聖戦五番勝負 第3局 ▲渡辺明名人 △藤井聡太棋聖戦は100手で後手の藤井棋聖が勝って初防衛。
史上最年少でのタイトル防衛と九段昇段を果たした。
途中では渡辺名人優位の局面もありストレート負けは残念。
捲土重来を期待します。

ハイライトはやはり終盤。
68手目に藤井棋聖は 4五歩 と打った。
2021-07-04a.png

この局面でのAI推奨手は 2五銀打。
4五歩 では 4四桂 と打たれてしまう。
以下 同角 と取るほかはなく、2一飛成 4二金 と進行してほぼ互角。
感想戦では 4二金 ではなく 2二金 1一龍 2三金 として 1二龍 なら 2二金 で千日手か?などという検討がなされていた。
4四桂 以外にも 3三歩 も有力。
やはり 4五歩 はやや疑問で 2五銀打 とすべきだったと思われる。

チャンスとみたのか渡辺名人は 4四桂 とは指さず 2二飛成 と踏み込んだ。
同金 の一手に渡辺名人は 5四歩 と取り込んだ。
2021-07-04b.png

藤井棋聖は 5四歩 を 同銀 と取ったので 3一角 と打たれて劣勢に陥った。
この局面での正着は 4六歩。
以下 3一角 なら 2六角 として 7五角成 なら 4九飛 と打つ。
5九桂 なら 同角成 で詰み。
6八玉 なら 7九銀 5七玉 4七歩成 として 同金 なら 5九飛成 で詰み。
5六玉 なら 6四銀打 で勝ち。
2六角 に 5三金 6一玉 2二角成 なら 7二玉。

5四同銀 以下の進行
3一角 5三歩 4四金 7三飛 6四桂 6二玉 5四金 8九飛 7九桂 7七歩成 同歩 8八銀 同金 同飛成

渡辺名人のブログによると
“感想戦では先手がどこから負けにしてるかわからなかったんですが、終わった後に佐藤康光九段に「▲22角成のところ、AIは先手良しだったんですよ、手はわからないんですけど」
と言われて口頭で数分検討しましたが、どうやれば先手がいいのか、わからなかったですね。後で研究しておきます”
とのこと。
2021-07-04c.png

この局面でのAIの推奨手は 5一銀 だった。
が、それでは先手負けになりそう。
5一銀 には 同玉 とするほかはない。
そこで 2二角成 とすれば頭金までの詰めろ。
ところが先手玉は長手数ながら詰んでしまう。
7八銀 5九玉 7九龍 4八玉 5六桂 5七玉 6七銀成 同金 5九龍 以下詰み。
単に 2二角成 では詰んでしまうので 5二銀 6二玉 2二角成 としてみてもやはり先手玉は詰み。
他には 7四銀 が考えられる。
7四銀 に 5四歩 は 7三銀不成 同玉 7一飛 8三玉 7二飛成 9四玉 8三銀 9五玉 9六歩 8六玉 7六龍 で詰み。
7四銀 同飛 は 6三銀 7三玉 7二桂成 8三玉 7四銀成 7二玉 5二飛 8一玉 2二飛成 で先手玉に詰みはなく後手玉は受けなし。
5四歩 と金を取る前に 7八角 と打って前記の詰みを消す手もある。
その場合は 7三銀成 同玉 7一飛 8三玉 7二飛成 9四玉 8三銀 9五玉 7五龍 8五銀 同歩 として先手が勝ちそう。
双方の玉がともにあぶなくて詰みをめぐる攻防が非常に難解で解明不能。
諸賢の研究を俟ちたい。
こんな複雑怪奇な局面を生じさせる藤井二冠の将棋は本当に面白い。




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