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利休にたずねよ



利休にたずねよ@一ツ橋ホール
利休にたずねよ.jpg

(C) 2013「利休にたずねよ」製作委員会
製作年: 2013年
製作国: 日本
日本公開: 2013年12月7日
上映時間: 2時間3分
配給: 東映

監督: 田中光敏

キャスト
千利休☆市川海老蔵
宗恩☆中谷美紀
武野紹鴎☆市川團十郎
織田信長☆伊勢谷友介
豊臣秀吉☆大森南朋
おさん☆成海璃子
高麗の女☆クララ
石田三成☆福士誠治
山上宗二☆川野直輝
細川忠興☆袴田吉彦
細川ガラシャ☆黒谷友香
北政所☆檀れい
たえ☆大谷直子
長次郎☆柄本明
千与兵衛☆伊武雅刀
古渓宗陳☆中村嘉葎雄


【ストーリー】:3,000もの兵に取り囲まれ、雨嵐の雷鳴が辺り一帯に響き渡る中、豊臣秀吉(大森南朋)の命によって切腹しようとする茶人・千利休(市川海老蔵)の姿があった。ついに覚悟を決めて刃を腹に突き立てようとする彼に、利休夫人の宗恩(中谷美紀)は「自分以外の思い人がいたのではないか?」という、かねてから夫に抱いていた疑念をぶつける。その言葉を受けた利休は、10代から今日に至るまでの波瀾(はらん)万丈な道のりを思い出していく。

【感想】
映画は千利休が秀吉から切腹を命じられ蟄居している場面から始まる。
天正十九年(1591年)2月28日に利休は切腹する。享年69歳。
海老蔵は老けメイクで演じていたが、せいぜい50くらいにしか見えなかった。

次の場面は、利休切腹から21年遡る。
信長が茶器の名物を品定めする会のようだ。
利休は遅れて到着。
持参した風呂敷包みをたもとから取り出す。
現れ出でたのは漆箱。
蓋をはずして裏返して函のうえにのせ、水をそそぐ。
縁側におかれた函を信長が覗き込む。
水面に月が浮かびきわめて風流で美しい。
信長は手にした金をすべて利休にあたえる。
この場面の利休は30くらいに見えた。

全般的に史実よりは20年くらい若い設定のフィクションと理解。

信長のあとは秀吉。

秀吉と利休の関係がフラッシュバックしていく。

信長の勘気を蒙り、死を覚悟して利休の茶室をたずねる秀吉。
それをみている石田三成のすがたなど。

どの場面でも、海老蔵の立ち居振る舞い、所作が美しい。
現代日本では失われた美がそこにあった。

切腹の前は、利休若かりしころの秘められた恋の話である。
高麗から攫って来られ、閉じ込められている美女。
食を断っている彼女に魅かれ、高麗料理を一所懸命ふるまう利休。
食を通じて心が通いあっていく。
彼女が献上される日、後先考えず二人で出奔。
二人して浜辺の陋屋に追い詰められる。
女は毒をあおって命を絶ち、利休は生きのびる。
まるっきりのフィクションだが、浪漫があり好ましい。
彼女が肌身離さず持っていた小さい香炉。
利休は生涯にわたり、これを懐に秘めている。

さて、切腹の日が到来した。
秀吉は、この香炉を渡せば助命すると言うのだが・・・

利休はそのまま切腹して果てる。

利休の妻の宗恩は、当然この香炉に気がついている。
「あなたさまにはずっと想い人がおられたのでは?」
切腹した利休から香炉だけを救出する宗恩。
秀吉の手に渡ることを阻止し、叩き壊そうとするが・・・

日本らしい、静謐な美しさのあるラブストーリー。
こういう映画は外国では作れないと思う。

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