完全なるチェックメイト

完全なるチェックメイト@一ツ橋ホール
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11月3日の職団戦の会場でチラシを配っていた。
ターゲットとして、めずらしく適切な選定だと思った。
しかるに、本日会場に集まった人々は、将棋にもチェスにもボビー・フィッシャーにも興味ない人が半分以上いただろう(笑)
(C) 2014 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved. Photo Credit: Tony Rivetti Jr.
英題:PAWN SACRIFICE
製作年:2015年 製作国:アメリカ
日本公開: 2015年12月25日 (TOHOシネマズ シャンテほか)
上映時間: 1時間55分
配給: ギャガ

監督・製作: エドワード・ズウィック

キャスト
ボビー・フィッシャー☆トビー・マグワイア
ボリス・スパスキー☆リーヴ・シュレイバー
マイケル・スタールバーグ
ピーター・サースガード
リリー・レーブ
ロビン・ワイガート


【ストーリー】
1972年、アイスランドで行われたチェス世界選手権で、ボビー・フィッシャー(トビー・マグワイア)とボリス・スパスキー(リーヴ・シュレイバー)が対戦する。長きにわたりソ連がタイトルを持ち続けてきたが、史上初のアメリカ人挑戦者が誕生。若き天才の登場に世界中が注目する中、ボビーは第2局に出現することなく不戦敗となり……。

【感想】
まっつぁんこの評価 ★★☆

ボビー・フィッシャーの奇矯な面ばかりが強調されて不愉快。
これでは精神病または神経症でしょって感じ。
対戦相手のスパスキーも似たような状態におちいる。
対局場の椅子に何かが仕込まれていると言い出したり・・・
これでは、チェスの天才はちょっとおかしい人
みたいな誤解をする人がでてもおかしくない。

その点は措くとして・・・

やっぱり、将棋やチェスは、盤上に繰り広げられる駒の闘い以上のドラマはない。
それは、サッカーも同じ。フィールドの中こそがすべて。
その他のドラマがあったとしても、盤上やフィールド内のドラマに勝るものはない。
よって、サッカーやチェスの映画はつまらなくなるのである。

チラシには「それは、世界が震えた<神の一手>という惹句がある。
いったいどんな一手なのだろう?
羽生の一手にも勝るすごい一手とは?
と思ってみたが、ほとんど盤上の描写はなく、神の一手も出て来ない。
なんちゅうこった。

将棋なら、「神の一手」たくさんある。
とりあえず「羽生の一手」は思いつかなかったので
かみさま「升田の一手」をのせておく。
44年前の名人戦第3局 大山VS升田戦の次の一手がすごい。
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原題は、「ポーンの犠牲」。(上記升田戦なら SILVER SACRIFICE)
将棋なら歩を捨てて玉を追い詰めるみたいなものか?
が、映画の中ではナイトを捨てていたようだった。
ボビー・フィッシャーとボリス・スパスキーの24番勝負第6局の棋譜を入手して確かめるかなと思った。

いずれにしても、チェスやボビー・フィッシャーに興味のない者には用のない映画だ。
ボビーと神父がめくら将棋ならぬめくらチェスをするシーン。
チェスクロックを使って対局するシーンなど、馴染みがない人にはちんぷんかんぷんであろう。
街角の公園で対局する人々がチェスクロック使っているのにはびっくりした。


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