ラン・オールナイト
ラン・オールナイト@一ツ橋ホール

(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
英題:Run All Night
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開: 2015年5月16日
上映時間: 1時間54分
配給: ワーナー・ブラザース映画
監督: ジャウマ・コレット=セラ
キャスト
ジミー・コンロン☆リーアム・ニーソン
マイク・コンロン☆ジョエル・キナマン
ハーディング刑事☆ヴィンセント・ドノフリオ
ショーン☆エド・ハリス
他
【ストーリー】
ブルックリンのマフィアのもとで暗躍するすご腕の殺し屋ジミー・コンロン(リーアム・ニーソン)は、命を狙われた息子を救うため相手を亡き者にする。ところが相手がマフィアのボスで親友ショーン(エド・ハリス)の息子だったため、復讐(ふくしゅう)に燃えるショーンはジミーと彼の息子を殺すことを宣言。ジミー父子は、組織や金で買われた警察が包囲網を張り巡らせたニューヨークで、迫り来る追手を必死に振り切ろうとするが……。
【感想】
まっつぁんこの評価 ★★★★
最近のリーアム出演アクションでは出色のでき。
Imdbの評価も7.0と高い。
それは何故か?
・
・
(ネタバレするので真っ新な状態で観たい人はパス願います)
・
・
・
・
それは、主人公のジミーが最後に力尽きて死ぬから。
たくさんの敵を倒して自分だけ生き延びるわけじゃないからだ。
だから残念ながら続編はない。
96時間みたいに超人がみんなやっつけて本人は生き延びるシリーズはだんだんつまらなくなる。
最初は珍しくて、ちょっと感心したとしても続かない。
みんな世の中そうそう甘くないことを知っている。
マフィアの親分を敵に回して、たった独りで戦って勝てるわけがないのである。
この作品も超人的な力を発揮して、なんとショーンには勝ってしまう。
それでめでたしめでたしなら、普通のB級アクションである。
そこからさらなる襲撃があり、ついに本人は息絶える。
ミッションを果たしたのだから、それが妥当な結末というものだろう。
本当の感動をよぶような作品は殆どが悲劇だ。
ヴィクトル・ユーゴー「レ・ミゼラブル」ショーロホフ「静かなドン」最近亡くなった船戸与一の「砂のクロニクル」天童荒太「永遠の仔」「永遠の0」だって宮部は特攻で命を落とす。
さすがに「ラン・オールナイト」は感動をよぶような作品ではない。(笑)
ご都合主義的なストーリー展開もある。
たとえば、ジミーは映画の冒頭では呑んだくれのダメオヤジそのもの。
それが中盤以降は、殴り合い、走り、カーアクションかまして射撃の腕は超一流と、最初のダメオヤジはどこにいっちゃったんだよ!と言いたくもなる。
まあ、息子を助けるため昔取った杵柄が復活したと考えるほかないのだけれど、もう少しなんとかならないのかとは思った。
あと、不滅のB級要素、女や裸が出てこなかったところは良かった。
あくまでも硬派に、一晩のマフィアとの闘いを集中して描いたところも正解。
ただし、なんで一晩だけしのげばいいのかは謎である。(笑)
そんなこと言わなくても一晩で決着が着く。
だから、題名「一晩走りづめ」だけでいいじゃないかと思った。
冒頭でのべたとおり、主人公が命をかけているので迫力が違う。
還暦すぎたリーアムの火事場の馬鹿力をぜひ劇場でご鑑賞ねがいたい。

(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
英題:Run All Night
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開: 2015年5月16日
上映時間: 1時間54分
配給: ワーナー・ブラザース映画
監督: ジャウマ・コレット=セラ
キャスト
ジミー・コンロン☆リーアム・ニーソン
マイク・コンロン☆ジョエル・キナマン
ハーディング刑事☆ヴィンセント・ドノフリオ
ショーン☆エド・ハリス
他
【ストーリー】
ブルックリンのマフィアのもとで暗躍するすご腕の殺し屋ジミー・コンロン(リーアム・ニーソン)は、命を狙われた息子を救うため相手を亡き者にする。ところが相手がマフィアのボスで親友ショーン(エド・ハリス)の息子だったため、復讐(ふくしゅう)に燃えるショーンはジミーと彼の息子を殺すことを宣言。ジミー父子は、組織や金で買われた警察が包囲網を張り巡らせたニューヨークで、迫り来る追手を必死に振り切ろうとするが……。
【感想】
まっつぁんこの評価 ★★★★
最近のリーアム出演アクションでは出色のでき。
Imdbの評価も7.0と高い。
それは何故か?
・
・
(ネタバレするので真っ新な状態で観たい人はパス願います)
・
・
・
・
それは、主人公のジミーが最後に力尽きて死ぬから。
たくさんの敵を倒して自分だけ生き延びるわけじゃないからだ。
だから残念ながら続編はない。
96時間みたいに超人がみんなやっつけて本人は生き延びるシリーズはだんだんつまらなくなる。
最初は珍しくて、ちょっと感心したとしても続かない。
みんな世の中そうそう甘くないことを知っている。
マフィアの親分を敵に回して、たった独りで戦って勝てるわけがないのである。
この作品も超人的な力を発揮して、なんとショーンには勝ってしまう。
それでめでたしめでたしなら、普通のB級アクションである。
そこからさらなる襲撃があり、ついに本人は息絶える。
ミッションを果たしたのだから、それが妥当な結末というものだろう。
本当の感動をよぶような作品は殆どが悲劇だ。
ヴィクトル・ユーゴー「レ・ミゼラブル」ショーロホフ「静かなドン」最近亡くなった船戸与一の「砂のクロニクル」天童荒太「永遠の仔」「永遠の0」だって宮部は特攻で命を落とす。
さすがに「ラン・オールナイト」は感動をよぶような作品ではない。(笑)
ご都合主義的なストーリー展開もある。
たとえば、ジミーは映画の冒頭では呑んだくれのダメオヤジそのもの。
それが中盤以降は、殴り合い、走り、カーアクションかまして射撃の腕は超一流と、最初のダメオヤジはどこにいっちゃったんだよ!と言いたくもなる。
まあ、息子を助けるため昔取った杵柄が復活したと考えるほかないのだけれど、もう少しなんとかならないのかとは思った。
あと、不滅のB級要素、女や裸が出てこなかったところは良かった。
あくまでも硬派に、一晩のマフィアとの闘いを集中して描いたところも正解。
ただし、なんで一晩だけしのげばいいのかは謎である。(笑)
そんなこと言わなくても一晩で決着が着く。
だから、題名「一晩走りづめ」だけでいいじゃないかと思った。
冒頭でのべたとおり、主人公が命をかけているので迫力が違う。
還暦すぎたリーアムの火事場の馬鹿力をぜひ劇場でご鑑賞ねがいたい。
この記事へのコメント
あんなに飲んだくれのおっさんが、息子の危機とはいえドンパチカーアクションとしっかりしちゃうのはすごいですね 笑
そろそろこんなリーアムには飽きてきました。
年寄りの冷や水と言われる前に方向転換して欲しいなあ(笑)