アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 @ニッショーホール
画像
(C) eOne Films (EITS) Limited
英題:EYE IN THE SKY
製作年:2015年
製作国:イギリス
日本公開:2016年12月23日 (TOHOシネマズ シャンテほか)
上映時間:1時間42分
提供・配給:ファントム・フィルム

監督: ギャヴィン・フッド

キャスト
キャサリン・パウエル大佐☆ヘレン・ミレン
スティーヴ・ワッツ☆アーロン・ポール
ジェームズ・ウィレット英外相☆イアン・グレン
キャリー・ガーション☆フィービー・フォックス
アンジェラ・ノース☆モニカ・ドラン
フランク・ベンソン中将☆アラン・リックマン
ジャマ・ファラ☆バーカッド・アブディ
ブライアン・ウッデール☆ジェレミー・ノーサム
キャリー・ガーション☆フィービー・フォックス
ジャマ・ファラ☆バーカッド・アブディ


【ストーリー】
イギリス軍諜報(ちょうほう)機関のキャサリン・パウエル大佐(ヘレン・ミレン)は、ケニア・ナイロビ上空の偵察用ドローンからの情報を基に、戦地からほど遠いロンドンでアメリカとの合同軍事作戦を指揮している。大規模な自爆テロ計画の情報をキャッチした彼女は、アメリカの軍事基地にいるドローンパイロットのスティーブ(アーロン・ポール)に攻撃を命じるも、殺傷圏内に少女がいることが判明し……。

【感想】
珍しく男性の多い試写会だった。
テーマがおもに男性にアピールする内容なのだろう。
主人公のキャサリン・パウエル大佐を演じたのは女性のヘレン・ミレン。
当初は男性俳優が演じる予定だったが変更になったようだ。
その狙いが気になる。
キャサリン・パウエル大佐はロンドンで英国とアメリカ協働のテロリスト逮捕作戦を指揮。
数年に渡って補足を試みているアメリカ市民2人と英国人1人を含む4人のテロリストをナイロビで足跡確認することに成功する。
ドローンからの衛星映像でアル・シャバブのテロリストが集結するアジトをロックオン。
捕獲作戦の段取りをしているとテロリスト達は車で移動。
テロリスト達の支配地域にある別のアジトに移動してしまう。

アル・シャバブの支配地域では捕獲作戦の遂行は困難。
捕獲からヘルファイアによる爆撃に作戦が切替わる。
爆撃は軍の一存では実行できず、コブラと呼ばれる英国要人の会議の場での議論となる。
軍を代表して参加しているのが、今は亡きアラン・リックマンが演じる国防相フランク・ベンソン中将。

攻撃許可のためには、まずは人物の特定が必要。
ジャマ・ファラが命がけでアル・シャバブの支配地域に潜入。
蜂型ドローンを飛ばしてアジト内部の撮影に成功。
テロリストの特定と、アジトで自爆テロの準備が進行していることを把握。

コブラでは、攻撃許可をめぐる侃侃諤々の議論が行われるが結論は出せない。
結局、外務大臣や首相にまで確認をとる羽目になる。
いったい何のためのコブラなのだろう。
責任回避、大義名分のでっちあげなど、どんな組織でも見られそうなネゴが続く。

いったんは攻撃許可が出て、スティーヴ・ワッツはミサイル発射の準備にはいる。
発射の直前に、アジト近傍でパンを売る少女を発見。
再度の損害予測を求め攻撃を中止する。
そこでまた、議論が蒸し返されるわけである。
彼らは少女の安全を論議のテーマにしているようだが実は違う。
自分たちの安全、責任回避や大義名分言い逃れが最重要課題。
テロリスト殲滅でより多くの人が助かると考える軍と議論がかみあうわけがない。

などと書いてみたが、これはあくまでも西側からの見方に過ぎないとは思う。
映画では最終的にミサイル攻撃が敢行されテロリスト殺害のミッションは達成される。
が、それで戦いが終わることは決してありえない。
いたいけな少女の死はまったくの無駄死にである。

ちなみにこの映画つっこみどころ満載。
ヘルファイアはホバリングできないので上空を円軌道でまわってターゲットをとらえる。
それなのにターゲットの映像が静止しているのはおかしい。

ミサイル発射後スティーヴ・ワッツは着弾まで50秒というが、ミサイルの速度は秒速450メートル。
ヘルファイアの射程距離は8キロメートルなので射程外になってしまう。

ナイロビの攻撃は午後遅くで、ドローン攻撃を行ったスティーヴ・ワッツのいるネバダは日の出、それなのにロンドンのパウエル大佐は夜車を運転している。

外務省の役人が参加している武器博覧会が開催されているのはシンガポールなのにホテルの外にシンガポールにはない山が映っている。

等ということがいろいろ書かれているが、そんなことよりも蜂型ドローン(ハエかも)が無いと思う。(あったら欲しい)
存在したとしても、携帯サイズの機器で自由自在に操縦するのは不可能。
一番小さいのでも75ミリメートルの蜂鳥型のようだ。
画像

なんだかな~と斜に構えつつ観たがこれはこれで面白い。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

yutarou
2016年12月05日 20:19
突っ込みどころには気づきませんでしたw
まっつぁんこ
2016年12月05日 21:13
yutarouさん
おばさんがパンを値切って買ったのにお釣りをもらっていなかったのは変だなと思いました。
シンガポールの山や着弾時間には気が付きませんでした。他にもいろいろあるようです。
ノラネコ
2016年12月14日 23:55
むっちゃ重いです。
このページ開くのに3分かかりました( ´△`)
2016年12月15日 07:16
ノラネコさん
たいした記事でもないのにすみません
手をうってみました。これでダメならどうしようもありません。

この記事へのトラックバック

  • 『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』 2016年11月29日 ユーロライブ

    Excerpt: 『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』 を試写会で鑑賞しました。 この映画は良い 是非ご覧になってください。 【ストーリー】  イギリス軍諜報(ちょうほう)機関のキャサリン・パウエル大佐(ヘ.. Weblog: 気ままな映画生活 -適当なコメントですが、よければどうぞ!- racked: 2016-12-05 20:18
  • アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場

    Excerpt: ケニア・ナイロビ上空6,000メートルを飛ぶ無人偵察機が、今まさに自爆テロが行われようとしていることを突き止めた。 英米合同軍事作戦を指揮するのは、イギリス・ロンドンにいる英軍諜報機関のキャサリン・パ.. Weblog: 象のロケット racked: 2016-12-10 09:43
  • アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場・・・・・評価額1700円

    Excerpt: それは、ごく簡単な作戦のはずだった。 ナイロビの反政府武装勢力の支配地域に潜伏するテロリスト。 地球上の遠く離れた数カ所から、彼らの拘束作戦を見守る人々がいる。 全体を指揮するイギリス軍の司.. Weblog: ノラネコの呑んで観るシネマ racked: 2016-12-14 23:59
  • アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 / Eye in the Sky

    Excerpt: ドローンを使った現代の戦争を描いた作品。戦争は会議室で起きています。 現代の戦争の闇ですね。ドローンパイロットは、PTSDと言うか、精神疾患に罹患する確率が高いと聞いたことがありますが、こんな事が繰.. Weblog: 勝手に映画評 racked: 2016-12-24 17:23
  • 「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」@アキバシアター

    Excerpt:  ぴあ映画生活さん独占試写会。客入りは7割位。お子さんから年配の方まで幅広い客層だ。映画終了後に八雲ふみねさん司会、春香クリスティーンさんをゲストに招きトークショーが開催された。 Weblog: 新・辛口映画館 racked: 2016-12-24 22:10
  • 「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」

    Excerpt: 安全な場所でする戦争。今や世界的にドローンを利用した攻撃が「戦争」に欠かせないらしい。イーサン・ホーク主演の「ドローン・オブ・ウォー」を観た時にもこの「安全な場所でする戦争」がテーマであることを感じた.. Weblog: ここなつ映画レビュー racked: 2016-12-27 16:16
  • 『アイ・イン・ザ・スカイ』: リベラル対テロ戦争

    Excerpt: Joanne Laurier2016年3月31日 ギャヴィン・フッド監督; ガイ・ヒバート脚本 『アイ・イン・ザ・スカイ』は、イギリスとアメリカの高官連中がケニヤ、ナイロビでの無人機攻撃の結果を比較考.. Weblog: マスコミに載らない海外記事 racked: 2017-01-12 15:23
  • アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場

    Excerpt: 【EYE IN THE SKY】 2016/12/23公開 イギリス 102分監督:ギャヴィン・フッド出演:ヘレン・ミレン、アーロン・ポール、アラン・リックマン、バーカッド・アブディ、ジェレミー・ノー.. Weblog: ★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★ racked: 2017-01-14 22:27
  • アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場

    Excerpt: 評価:★★★★☆【4.5点】(11) ミサイル発射まで持続させる緊張感がすごい! Weblog: 映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~ racked: 2017-01-15 08:55
  • アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場

    Excerpt: 戦争は会議室で起きている!     Weblog: ハリウッド映画 LOVE racked: 2017-01-15 16:33
  • 劇場鑑賞「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」

    Excerpt: ひとりか、多数か… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201701160000/ .. Weblog: 日々“是”精進! ver.F racked: 2017-01-16 15:04
  • アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場

    Excerpt: 公式サイト。イギリス映画、原題:Eye in the Sky。ギャヴィン・フッド監督。ヘレン・ミレン、アイシャ・タコウ、アーロン・ポール、イアン・グレン、フィービー・フォックス、モニカ ... Weblog: 佐藤秀の徒然幻視録 racked: 2017-01-17 19:34
  • [映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』を観た]

    Excerpt: ☆・・・傑作でした。 私は、このような切れ味良く、「世界」を包括している作品に惹かれる。 超ハイテク化された対テロ戦は、それ故に、一つの作戦行動において、それぞれの担当者が、それぞれ分散した他国に居な.. Weblog: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭 racked: 2017-01-22 23:41
  • アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場★★★★

    Excerpt: ドローンをはじめ最新テクノロジーでテロリストの偵察、捕縛を目指す英米共同軍事作戦会議を舞台に、遠隔操作で行われる現代の戦争の実態を赤裸々に描き出した緊迫の軍事サスペンス。主演は「クィーン」「黄金のアデ.. Weblog: パピとママ映画のblog racked: 2017-03-07 21:42
  • 今の戦争、会議室からドローンから

    Excerpt: 3日のことですが、映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」を鑑賞しました。 イギリス軍諜報機関のキャサリン・パウエル大佐はナイロビ上空の偵察用ドローンからの情報を基に戦地からほど遠いロンドン.. Weblog: 笑う社会人の生活 racked: 2017-06-15 18:27
  • 「アイ・イン・ザ・スカイ世界一安全な戦場...

    Excerpt: 「アイ・イン・ザ・スカイ世界一安全な戦場」(原題:EyeintheSky)は、2015年公開のイギリスの軍事サスペンス&ドラマ映画です。ギャヴィン・フッド監督、ヘレン・ミレン、アーロン・ポ... Weblog: 楽天売れ筋お買い物ランキング racked: 2017-07-12 19:00
  • 「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」

    Excerpt: ひとりの少女の命か、将来のテロ阻止かに絞ったサスペンスがおもしろい。 Weblog: 或る日の出来事 racked: 2018-03-10 10:07