ブラインドスポッティング

ブラインドスポッティング@神楽座
ブラインドスポッティング.jpg

(C) 2018 OAKLAND MOVING PICTURES LLC ALL RIGHTS RESERVED
製作年:2018年
英題:BLINDSPOTTING
製作国:アメリカ
日本公開:2019年8月24日
上映時間:1時間35分
配給:REGENTS

監督☆カルロス・ロペス・エストラーダ

キャスト
コリン☆ダヴィード・ディグス
マイルズ☆ラファエル・カザル
ジャニナ・ガヴァンカー
ジャスミン・ケパ・ジョーンズ
ウトカルシュ・アンブドゥカル

【あらすじ】
オークランドに住む黒人青年のコリン(ダヴィード・ディグス)は、残り3日間となった保護観察期間を無事に過ごす必要があった。彼と、幼なじみでトラブルメーカーの白人青年マイルズ(ラファエル・カザル)は一緒に引っ越しの仕事をしていた。あるときコリンは家に帰る途中、車の前に飛び出した黒人男性が白人警官に背後から撃たれる場面に出くわす。

【感想】
オークランドはサンフランシスコの対岸8マイル(約13km)東に位置し、人口ではアメリカで44番目、カリフォルニア州で8番目に大きな都市。
コンプトンのあるL.A.よりは北に位置している。
どちらにしても東海岸の治安の悪いところが舞台だ。
映画の中でコリンはしょっちゅうラップにのせて切実なセリフを口にする。
東海岸のラップといえばドクター・ドレー、スヌープ・ドッグや2パック。
銃撃でしょっちゅう人が死んでいる。

この映画でも、黒人が警官に射殺されるシーンがある。
保護観察寮に戻る途中、コリンの目の前で起きるわけだ。
そんな治安状態だからこそ、N.W.A.のFuck the Police のようなラップが湧きあがってくる。
コリンのラップも同じだ。

乱暴者のマイルズはコリンと幼馴染ながら白人。
コリンの置かれている世界とは全く違う世界で生きている。
何の悪気もないがコリンの恐怖はまったくわからない。
コリンは職質されて逃げただけで撃ち殺される危険がある。
全然わからないから、勝手に暴れてコリンを窮地に陥らせる。

暴れるマイルズから取り上げた銃を持って歩いているコリン。
その横をパトカーが通り、反転して追ってくるシーンの恐怖感は相当なものだった。

マイルズとコリンの視点はだまし絵。
マイルズに見えるのは顔。
コリンに見えるのは壺。
両方同時にみることはできない。
マイルズは何の悪気もないのだ(>_<)
だまし絵.png

なんてことは、平和な日本ではそれこそ逆立ちしてもわからない感覚だ。
だから日本ではラップは受けないんだなとしみじみ思ったことであった。

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