K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝

監督・脚本: 佐藤嗣麻子 画像
キャスト
遠藤平吉☆金城武
羽柴葉子☆松たか子
明智小五郎☆仲村トオル
源治☆國村隼
菊子☆高島礼子
小林芳雄☆本郷奏多
シンスケ☆今井悠貴
浪越警部☆益岡徹
カストリ雑誌記者☆鹿賀丈史
怪人二十面相☆?


【ストーリー】
極端な格差社会の架空の都市“帝都”では、富裕層のみを狙い、美術品や骨董品を鮮やかに盗み出す“K-20”こと怪人二十面相が世間を騒がせていた。ある日、サーカスの曲芸師・遠藤平吉(金城武)は、財閥令嬢・葉子(松たか子)と名探偵・明智小五郎(仲村トオル)との結納の儀に潜入して写真を撮ってくる依頼を引き受ける。
【感想】
これは良かった。今年見た邦画の中では一番気に入った。
冒頭の簡潔な導入部で、すぐに物語の中にひきこまれる。
そこは、世界大戦の起きなかったパラレル・ワールドの昭和24年 “帝都”。
ノスタルジックな雰囲気のある映像が秀逸である。
聞くところによると、“Always 三丁目の夕日” スタッフによるものとのこと。
さもありなんと思った。
今回、二十面相が奪取をもくろむのは、電気を自由自在に送電する装置。
その装置の実験場に、怪人二十面相があらわれる。
混乱をきわめる現場に明智小五郎がさっそうと登場。

続いて主役の遠藤平吉。
サーカス小屋でのアクションシーンとなる。
平吉は放たれる矢をトンボ返りで次々とかわしていく。
何度でも見てみたくなる切れ味の良さ。
かわしきったと思ったら、胸に一本の矢が突き刺さっている。
倒れた平吉は担架にのせられシートがかぶされる。
次の瞬間、シートの中からは白いハト。(レッド・クリフみたい)
上空から平吉が何事もなかったかのように現れる。
ぐぐっとハートをつかまれるようなファーストシーンだった。

物語は、二十面相として誤認逮捕された遠藤平吉と、明智小五郎、その婚約者羽柴葉子の3人を中心にまわっていく。
3人の中心にあるのは、送電装置が何処にあるのかという謎である。
羽柴家につたわるバベルの絵と、葉子が祖父から遺贈された切子細工の立方体のふたつが探索の鍵。
魅力的な小道具をテコに展開するストーリーはスピード感がある。
細かいストーリーはネタバレするとつまらないので省略。
ラストシーンであっと驚いて終了である。
2時間19分とやや長い映画だが、まったく退屈するところなし。
映像とアクション、ストーリーをひっぱる謎と三拍子そろっていた。
これならオアシスによる主題歌は付け足しみたいなもの?
松たか子のサービスショットもお楽しみのひとつ。
できれば、正面のほうから見たかった。(笑)

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